デジブック 『帰 還』
3年前の南三陸町の様子 すべての写真が流され,町の元の姿がわからなくなった。たまたまデジブックとして残していたこの「帰還」が,今では町にとっても貴重な資料となった。取材にこられた観光課の
職員が,「あっ,私の実家が写っている」と言われたので,嬉しくなりこのデジブックをDVD化して差し上げた。
ところで,昨年自衛隊の人が3キロも離れた浜辺で免許証とそれに入れていた息子達の小さいときの写真を見つけてくださり,奇跡的に戻ってきたという記事を載せた。
それを8000円もかけ修復してもらい,飾っているのだがそれを眺めて寝たせいなのか,翌朝この子達が津波に流され,亡くなった夢を見た。
朝から慟哭し,主人にバカだなあと言われたが,大川小の人達や,その他家族を亡くされた方々の心の痛みを,身をもって実感した。
でもね,その夢は逆さ夢だったよう。内陸部にある実家に時々子供たちの成長の様子を,写真で送っていた。それが,なかなか見つからずあきらめていたのに,お彼岸の日にでて来た。亡くなった父親がきちんと整理し,ずっと奥の棚にしまっておいてくれたのだ。
本当にその整理されたアルバムをみて,「あっ,お帰り。やっと母の元に帰ってきてくれたね。」と一枚めくっては涙。一枚めくっては涙。
もう成人し,働いている息子達とは一緒に暮らしていないので,母親としては子育てをしていた頃の息子達に一番会いたかった。
整理好きの父親に感謝し,墓参り。これからは,デジタル化し,いろいろな場所に記録を保管するということを考えねばとつくづく思った。
世界一の笑顔
3年前の南三陸町の様子 すべての写真が流され,町の元の姿がわからなくなった。たまたまデジブックとして残していたこの「帰還」が,今では町にとっても貴重な資料となった。取材にこられた観光課の
職員が,「あっ,私の実家が写っている」と言われたので,嬉しくなりこのデジブックをDVD化して差し上げた。
ところで,昨年自衛隊の人が3キロも離れた浜辺で免許証とそれに入れていた息子達の小さいときの写真を見つけてくださり,奇跡的に戻ってきたという記事を載せた。
それを8000円もかけ修復してもらい,飾っているのだがそれを眺めて寝たせいなのか,翌朝この子達が津波に流され,亡くなった夢を見た。
朝から慟哭し,主人にバカだなあと言われたが,大川小の人達や,その他家族を亡くされた方々の心の痛みを,身をもって実感した。
でもね,その夢は逆さ夢だったよう。内陸部にある実家に時々子供たちの成長の様子を,写真で送っていた。それが,なかなか見つからずあきらめていたのに,お彼岸の日にでて来た。亡くなった父親がきちんと整理し,ずっと奥の棚にしまっておいてくれたのだ。
本当にその整理されたアルバムをみて,「あっ,お帰り。やっと母の元に帰ってきてくれたね。」と一枚めくっては涙。一枚めくっては涙。
もう成人し,働いている息子達とは一緒に暮らしていないので,母親としては子育てをしていた頃の息子達に一番会いたかった。
整理好きの父親に感謝し,墓参り。これからは,デジタル化し,いろいろな場所に記録を保管するということを考えねばとつくづく思った。
世界一の笑顔