風立ちぬを見てきた

北上川が，氾濫しそうだというのに　宮崎　駿　の最新映画「　風立ちぬ」を見てきた。

　　この人が，とても素敵

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼女が何者なのかは，映画をご覧ください。

映画館で，ジブリ作品を見るのは　風の谷のナウシカ以来。息子も大きくなったので，もう映画館でアニメを見ることは無いと思っていた。
でも，今回は何故か　見てみなければと思い　雨も小降りになったので見てきた。

うーむ。夫婦で見ている人が多かった。
堀越二郎さんのことは，全く知らない私。だから，飛行機を設計する場面ははっきり言って眠くなりました。
でも，いつも必ず私と映画を見に行くと，半分は寝ている主人が，全く寝ない。男性に受ける作品か・・・・

などど，思ってみていたら，後半はもう涙が止まらなかった。

腰の悪い私。いつも一時間たつと小さい布団を敷いて一番前で，寝ながら見ているが。（こんな人日本で私くらいだろう。でも，結構これがいい。)
その布団に顔を埋めて，泣いていました。旦那が隣にいなくてよかった。

家に帰ってから，じわじわと映画の良さがよみがえってくる。不思議な作品。

関東大震災のシーンは，見られなかった。自分が味わった震災とだぶり怖くて，怖くて見られない。また，すべて，人で効果音を表したと言うが，地震の発生する音が本当に怖い。

そして，戦争。戦闘シーンは，全くないが　あの時代があったんだ。父，母の味わった苦労が身にしみるようだ。
東北の私たちとも又，重なる。

そして，菜穂子。あまちゃんじゃないけど，「かっけいい」「潔い」「切ないほど美しい」
最後にユーミンのひこうき雲の歌詞。　なんか　出会うべきして出会ったような　堀越二郎の否，駿の心だと感じだ。

2年と４ヶ月 あれが，真夏に起きていたらとおもうと・・・

毎日真夏のような暑さに，仮設暮らしの私たちはまいっています。
友人と話し合ったけれども，ある意味　これから春に向かうという季節に起きた災害だったから，何とかなったのかもしれないと。
あの災害が，今この暑さの中で起きたら，おそくら暑さという二次災害で皆亡くなっていただろう。
寒さは，重ね着すれば何とかしのげる。でも，これほどの暑さは電力が無かったら，どうすることも出来ないだろう。

いつ災害が起きるかで，その被害のどあいも大きくちがうことに改めて気づかされた。

２０１１年３月１５日の夜　避難所の中

　２０１３年　６月２２日　仮設住宅街いつまで続くのやら　　　　イースター島から来た　モアイ　
　　

チリ政府から送られたモアイ像。震災前にあった物はチリで作られたモアイでした。
今回世界初めて，イースター島の石で作られたモアイが送られました。モアイの目は，翡翠です。彼女（女性像)の見つめる先に，何が見えるのでしょう。