デジブック 『無音から希望を求めて』
このデジブックで、私の震災の記録活動はいったん中止とします。
もうふつうの日常に戻りたい。精神的に楽になりたい。それが正直な気持ちです。
福島の人達や、まだ仮設住宅から出られない人達のことを考えると申し訳ない。
それでも、好きな花や、自然を撮影して歩いていた、2010年の生活に戻したいのです。
最後に一言。津波は無音です。だから、近づいていることに気づくのに遅れるのです。
そのため、多くの人が津波の本当の姿を知らないので、亡くなりました。
もし、災害に合ったら、生き残るのは、正しい情報をしっかり持っている人だけです。
日ごろから、知識をきちんと頭に入れておくことです。
私が津波にのまれながら助かったのは、冷静に持っている情報をフル稼働して、どう抜け出すか判断できたからにつきます。
明日の日本が、平和であることを祈りつつ。
やっと小さな春を見つけた
繭で作った しだれ桜 3年かかったそうです。男の老人が作られたことにも驚き