珈琲豆が切れかかっているし、割引の日なので買いに行った。いつもマンデリンを200gと、その月のお薦めの中から一品を200g買う。きょうはブラジルのややこしい名前の豆を買った。
家に帰るとスマホにコーヒーショップの着信履歴が残っていたので折り返したら、マンデリンを間違えて "バリ神山" を入れてしまったとのこと。どちらも島は違えどインドネシア産、しかも深煎りなので、知らされなければ味覚音痴の私は気付かないだろう。
そんなことより、私の個人情報は私自身が提供したに違いないのだが、覚えていない。こんな調子であるから、危ない電話やメールが来るのは当然だ。
かなり昔、神山町へ遊びに行ったとき、入った喫茶店で "神山" というコーヒー豆が売られていた。店のオリジナルブレンドだろうと思い、記念に買った。それからしばらくして、"神山" は "カミヤマ" でなく "シンザン" であることを知り、オリジナルブレンドでもなかったことが分かった。
「カミヤマを200gください」と言ったのに店主は何も言わなかったので、他の店で "バリ神山" を見つけた時は何と読んだらいいのか戸惑った。
バリ島のキンタマーニ高原の周囲にあるバトゥール山とアグン山という活火山は、ヒンドゥー教で「神々の住む聖なる山」として信仰されており、その山の麓で育てられたので「神山(しんざん)」と呼ばれているとか。コーヒ名は産地の名前を冠することが多いけれど、さすがに "キンタマーニ" は言いづらい。