外国語を勉強していちばん深刻に感じるのは、自分の母国語の能力だろう。
母国語で理解できないことは、外国語でも、もちろん言えない。
知らないことを説明できないのと一緒だ。
「お元気ですか」「いくらですか」「ありがとう」「さようなら」くらいの外国語であれば、
誰だって、記憶さえすれば、言うことができる。
これは記憶力の問題。
そして、いまの論点が、時間なのか、費用なのか、場所なのか、
こういったことを整理しながら翻訳していくことができないと、
まず、通訳の第一歩はつとまらない。
これは、基本的な語学力をもとにした論理的な構成力の問題。
その次、もし発話者が、母国語ですらうまくまとめられないことがあっても、
いったい何を言いたいのかを理解し、それを補い、
聞きたい回答を引き出すような通訳ができること、
これをできる人が通訳としてプロと言われると思う。
これは難しい。
この段階では、真のコミュニケーション能力が問われると思う。
人間としての総合力に近い。
これまで仕事で、いろいろな通訳さんに会ってきた。
そして、通訳が上手な人は、自分の意見をしっかり言える人でもあると思った。
つまり、自分の言いたいことを、いかにパーフェクトに伝えるか、を
常に真剣に行ってきた人は、他人が言いたいことを受け取る能力にも長けているし、
それを言葉になおすトレーニングがなされている。
いっぽう、自分の発言が、ちゃんと相手に伝わっているかどうかに無頓着な人、
伝わっていないことに、たとえもどかしさを感じたとしても、
そこで「まあ、いいか」とストップしてしまう人は、
通訳としての能力もある一定以上には行かないと思った。
ここでは、人柄のよしあしを問題とするのではなく、通訳としての能力だけを論点として。
そして、一番差につがなると思ったのは、
「ここが理解できません。教えてください」と言う度胸をもっているかどうか。
外国語なんだから、わからないことがあるのは当然。
でも、これがもし母国語だったら、自分はそのニュアンスをある程度正確に理解できるはずです。
そういった「心」と「頭」のトレーニングを積んでいる人間です。
と、胸をはって言えるかどうか。
そして、こういった通訳さんにお願いする場合には、
ちゃんと伝わるようにと発話者も気を配るようになる。
その結果、どんどん、うまくコミュニケーションがとれるようになる。
通訳さんを見ていると、いつも、とても勉強になる。
来月は上海へ行く。どんな通訳さんと出会えるか、とても楽しみだ。
母国語で理解できないことは、外国語でも、もちろん言えない。
知らないことを説明できないのと一緒だ。
「お元気ですか」「いくらですか」「ありがとう」「さようなら」くらいの外国語であれば、
誰だって、記憶さえすれば、言うことができる。
これは記憶力の問題。
そして、いまの論点が、時間なのか、費用なのか、場所なのか、
こういったことを整理しながら翻訳していくことができないと、
まず、通訳の第一歩はつとまらない。
これは、基本的な語学力をもとにした論理的な構成力の問題。
その次、もし発話者が、母国語ですらうまくまとめられないことがあっても、
いったい何を言いたいのかを理解し、それを補い、
聞きたい回答を引き出すような通訳ができること、
これをできる人が通訳としてプロと言われると思う。
これは難しい。
この段階では、真のコミュニケーション能力が問われると思う。
人間としての総合力に近い。
これまで仕事で、いろいろな通訳さんに会ってきた。
そして、通訳が上手な人は、自分の意見をしっかり言える人でもあると思った。
つまり、自分の言いたいことを、いかにパーフェクトに伝えるか、を
常に真剣に行ってきた人は、他人が言いたいことを受け取る能力にも長けているし、
それを言葉になおすトレーニングがなされている。
いっぽう、自分の発言が、ちゃんと相手に伝わっているかどうかに無頓着な人、
伝わっていないことに、たとえもどかしさを感じたとしても、
そこで「まあ、いいか」とストップしてしまう人は、
通訳としての能力もある一定以上には行かないと思った。
ここでは、人柄のよしあしを問題とするのではなく、通訳としての能力だけを論点として。
そして、一番差につがなると思ったのは、
「ここが理解できません。教えてください」と言う度胸をもっているかどうか。
外国語なんだから、わからないことがあるのは当然。
でも、これがもし母国語だったら、自分はそのニュアンスをある程度正確に理解できるはずです。
そういった「心」と「頭」のトレーニングを積んでいる人間です。
と、胸をはって言えるかどうか。
そして、こういった通訳さんにお願いする場合には、
ちゃんと伝わるようにと発話者も気を配るようになる。
その結果、どんどん、うまくコミュニケーションがとれるようになる。
通訳さんを見ていると、いつも、とても勉強になる。
来月は上海へ行く。どんな通訳さんと出会えるか、とても楽しみだ。