自分の知識、経験は、年を重ねた分あるだろうなと感覚はありますが、それは誰かのお役にたった時に実感できるものだと思います。
これまで得た知識や体験をお返しする…
自分の努力によって身についたものでもあるでしょうが、大半はいただいたものです。
教えてもらった、気づかせてもらった、経験する場をつくってもらったなどなど、
自ら機会を選択したとはいえ、誰か(何か)から頂戴したものですから、どこかで、いつかは、それをお返しする、
つまり、活かす場つくることが大事だと思うのです。
稲盛和夫さんはこう言っています。
「自分の才能、能力を私物化してはならない。
自分の才能は、世のため人のため、
社会のために使えといって、
たまたま天が私という存在に与えたのです。
その才能を自分のために使ったのでは
バチが当たります。
たまたまそういう才能を与え、
たまたま京セラという会社を経営させただけなのに、
エゴを増大させていっては身の破滅だと思った私は、
それから自分のエゴと戦う人生を歩いてきました」
年を重ねれば重ねるほど、謙虚になって、人のお役に立てる人生を送りたい、そこにはエゴのないものであって。
それが真の自立なのかもしれませんね。