部下の育成は上司にとって重要でかつ難しい仕事との一つ。
早く成長したい!と願う部下に対し、上司はその想いに応えたいと一所懸命に部下を指導します。
あれやこれやとアドバイスをする、
最初のうちは部下も真剣にそのアドバイスを受け入れ活動していましたが、だんだんと士気が下がり、あの時の情熱は何処へ?と…
上司は、落ちたモチベーションを上げるためにと1on1などに力を入れて部下を指導します。
益々部下はやる気がなくなり、勝手に動くようになりました。
そんな態度・姿勢をみて、「言うことを聞かないヤツだ」と上司は上司で思うようになりました。
さてさて、どこにでもありそうな上司と部下の関係です。
yマネージャーの待つ勇気でしょうか。
この上司は、育成とは指導であり、その指導とアドバイス(自分の経験のことが多い)で、成長させよう、スキルを身につけさせようとした結果、こういったケースに陥りやすいです。
部下に知識が全くない時は手取り足取り教えてあげることはよいことですが、経験を積んでいく中で、そのアドバイス(指導)が上から目線(君は出来ないのだからといった感覚)で、それが続くとなると、部下の気持ちはどうでしょう?
その上司に心酔していれば別かもしれませんが、部下の人格を無視するかのように、若しくは部下の行動を否定するようなアドバイス、指導は育つものも育たなくなります。
部下の良さを引き出し育成していくことが大事です。
そのためにはどうするのか、
適切なフィードバックを含め、待つことも時には大切なことです。
待つ勇気、上司には必要です。
部下にもそのことをしっかりと伝え、成長するための目標確認しながら伴走していく、現場にいる上司はこうありたいものですね。
部下が育ち成長する、そして自走していく姿をみる、上司としては一番の喜びです。