好きな彼女に自分から告白できないので親友に自分の気持ちを伝えてもらったら、その親友と彼女が付き合ってしまった…と笑えない話がありますが、仕事の現場でも家庭でも同じだと思います。
本人に言う、これが一番です。
例えば誉めることを、人伝えでするといった場面によっては効果的な方法もありますが、自分の想いや気持ちを伝えたいとすればやはり直接本人に伝えることです。
なぜかというと、他者からの伝言は誤解を生む可能性があるからです。
真意が伝わってなかった…ということはよくあることです。
当の本人は、そう言ったつもりで言ったのではないのに受け取り方は全く逆に捉えていたということも珍しくありません。
直接言っても100%理解してもらうのが難しいのに(それは伝える方も上手く伝えることができないこともあるので)、それを他者から伝えてもらうのですから。
伝える人も、良かれと思ってその人なりの解釈を入れ込んで伝えることもあるでしょうから、尚更真意が伝わっていきません。
自分で直接言いにくい、言ってしまったら傷つけてしまう、と思いやんわりと伝えたいので、ということもあるでしょう。
でも、言われた相手のことを思うとどうか、この視点が大事です。
話を聞いた、伝えられた相手はどう思うか…想像してみる。
頭の中でイメージしてみる…
心の中でつぶやいてみる…
その上で、どう伝えたらよいのかを選択してみるのもありです。
優しさって難しいですね。
反対に、なんで直接言ってくれないの?となった場合、
伝えたい相手の気持ちを考えてみようと思うだけでも、心の一時停止ボタンが押され冷静になることができます。
思いやりって難しいですね。