ペール缶(20ℓ)を貰ってきました。
しかも4缶。
2缶で作る予定だったが、せっかくなんで
3缶使ってロケットストーブを作ることにする。
ネット検索して実例を参考にしながら。
他の材料は下の通り。
直管煙突は3缶使用しても長すぎたので切断します。
他に断熱材代わりに使用するパーライト。
本来は園芸の土壌改質材。
50リットル袋ですが、発泡スチロール並みに軽い。
一段目の缶に火口となるT字管を突っ込む穴を開ける為のマーキング。
基本は金切りハサミを使って切るが、最初の取っ掛りに
グラインダーで大雑把に切り込み穴を開ける。
切り込みは16分割。
この位切るとキレイに穴が開く。
4枚は外側に出してT字管の固定用にする。(あとでスクリューボルトを刺す)
挿入
内側からはエビ曲がり管を差し込んで、こんな感じ。
一段目のT字管とエビ曲がり管の全景はこんな感じ。
缶内部のエビ曲がり管下部まで、パーライトをセメントで練った
パーライトモルタル(?)で埋める。
トロトロ感は全然ない、ぼそぼそのパーライトセメントを敷き込んだ状態。
ここで固まるまで置いておく。(といっても1時間程度だけ)
その間二段目缶の加工。
下蓋を切断し開放する。
一段目のパーラートが固まってきたら煙突直管をエビ曲がり管に差してみる。
三段目までの高さ関係を確認してみる。
二段目缶と一段目の連結。
底蓋を取り除いた二段目と一段目を合わせ、一挙にドリルで予備穴をあけ
スクリューボルトで六箇所締め付け連結した。
こんな感じになった二段目。
当初はここで終了し、煙突とペール缶の間を全部パーライトで埋め、
穴開きの蓋をしてロケットストーブの完成とするつもりだったが、
少し凝ってみて暖房にも効果を発揮できるようにしてみる。
二段缶の下部に排気管用の穴を開ける。
排気用の曲がり管を取付。
排気管の下方5cm位の高さまで、しっかり突き固めながら
パーライト(セメント無し)で埋める。
中央部の煙突直管(106mm径)をトタン板で加工した200mm径の筒で囲む。
ペール缶との間に隙間を確保して、暖気が流れペール缶を温めて
熱を放射するように出来る。
まず波板トタンを丸めてボルトで固定。
下地を固定するため(突っ込んだ後パーライトセメントで埋める)
アンカー代わりにコーススレッドを差し込んだ。
一段目缶までパーライトで埋まった上に、円筒に組んだトタンをセットした状態。
なるべく中心に来るように差したり傾けたりして。
二段目缶に取り付けた排気管下までセメントを混ぜたパーラートで埋める。
排気管の穴が埋まらないように気を付けながら仕上げる。
ここの隙間はこれで終了、あとは埋めない。
次は煙突直管と波板トタンの間を、上から5cm下がり位まで
パーライト(セメント無し)で突き固めながら埋める。
その後最後の5cmをパーライトセメントで埋めて固定する。
ここまで作ればだいたい完成。
あとは三段目のペール缶を被せるだけ。
ここで火を入れてみたくなった。
火入れ式。
薪はこの程度で十分な火力になる。
着火は横蓋をあけてカッセトバーナーを使用したのであっという間。
通常の焚火だと炎は上に上がりますが、
ロケットストーブは逆。
管内部に空気の流れが起き、炎がどんどん内部に吸い込まれていく。
ゴ~っといった音が出ます。(なのでロケットストーブ?)
煙もそんなに出ない。
燃焼効率が良く、薪で燃えた炎が煙突内でも火力が上がって効率がいいみたい。
ただテスト的な火入れで、そんなに薪を燃やさなかったので
煙突出口から炎は吹き出るほど燃え上がってはいない。
お湯を沸かしたり、小さい鍋なら調理も出来ると思う。
三段目のペール缶を加工。
煙突の高さより5cmほど高く蓋が来るように切り取る。
仮に取付。
火入れ管の固定と排気管の固定のためスクリューボルトを刺す。
排気管は隙間を埋めるため、マフラー修理テープを巻き付けた。
三段目もボルトを刺して固定。
取っては邪魔になったら何時でも撤去できるので
取り敢えずこのまま。
排気管には、以前とってあったダクト管を接続し延長。
とりあえず完成。
命名、コスモ君1号 としておきます。
2号以降の製作は無いと思いますが。
稼働編は次回につづく。