ラップランド暮らしで、見つけた。
カメラにおさまりきらない奔放自在な白樺に、
影がかたどる、やさしげで繊細なその樹形。
塩からくない海に咲く蓮のような華と、
ガスかかる白夜の海辺。
陽ざしを喜ぶリンドウや
いま色づこうとする未熟なベリー、そして
照っても降っても干しっぱなし、そのうち乾いた洗濯もの。
** ** **
この土地に、
原子力発電所をつくろうなんて、
なぜ思いつくのだろう。
ラップランドでは電気なしで暮らせるから不要だ
と、いいたいわけじゃない。
ここの森でもシンプルながら電線をみたし
1年のうち6カ月は雪があるときく北極圏の暮らしが
電気のおかげで過ごしやすくなった面もあるだろうことは想像できる。
それでも、家のまえの道をはしる電線は1本きり。
もよりの空港ちかくでも
このささやかさだ。
なのに、なぜ、ここに。 それも、なぜ、原子力?
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