札幌市南区石山緑地です。
ネガティブマウンド
ネガティブマウンドの後方にある軟石の尖塔は、軟石にならなかった火山灰等が
残され風雨で削られたもので、今では石山緑地のシンボルとなっています。
札幌市の観光ポスターにも採用された「ネガティブマウンド」は、風化による
崖と人が関わった切羽とを四万年の歳月を強調するため、掘り下げた部分を設け、
コロシアムのイメージにしています。
白い岩肌がきれいです。
午後の丘
一番奥にある「午後の丘」は、立方体の石が穴から落ちたかのように遠近法を
使って配置されています。
この日は観光バスで石山緑地を見に来ているツアーが来ていて、ガイドさんが
説明していたのですが、私もついて行って聞きたかったです。
きれいにデザインされた公園で、のんびり1日を過ごしてもいいなと思いました。
この地は、北海道開拓の歴史に残る構造物を生みだした石山軟石発掘の跡地である。
一世紀に及ぶ採石を終え、石山緑地に生まれ変わることを記念し、石山を愛する
女性達が想いをこめ、未来の世代に「郷土永遠」の夢を託して、この彫刻を贈る。
平成8年(1996年)7月吉日
寄贈者 石山2区中央婦人会
石山地区町内会連合会女性部
札幌市赤十字奉仕団 石山分団
心の里親会石山支部
先人が刻み続けた石山軟石は、明治7年に採掘が始まり石工職人の定住が石山を開き
まちづくりの礎となった。石工の労苦を支え石文化を継承する子供を生み育てた女性
の存在を表現するのに、乳房を象徴化した御影石を台座に置き上部に21個の軟石の
集合体を乗せた。次世代への思いを継なく記念石碑である。
との説明書きがある、記念石碑。
彫刻に木が根付いていました。
大きく成長するのか楽しみ。10年後に見に来たいです。
石山緑地
札幌市南区石山78-24外