楽しさ、優しさより、どちらかと言えば人生の厳しさ、甘くないぞと当時まだ幼稚園児であったジブンに教えてくれたのは、イソップ物語である。可愛らしい挿し絵とは似ても似つかないやたらとシリアスな内容だった記憶がある。この本をクリスマスにプレゼントしてくれたのは、だいぶ前blogに書いた、「ああ無情」を小学生の時にクリスマスプレゼントでくれた、あの叔母である。あの叔母は、確かに普段からあまり笑わず、どちらかと言えば姪であるワタシに対しても結構厳しいおかたでした。多分、宿題もせず毎日ダラダラと過ごしていたワタシを見て「この子はこのままじゃろくなおとなにならんよ、あかん😡、、」と思って厳しく接したのであろう。
で、イソップ物語なんだけど、まけおしみ、とか、ありときりぎりす、北風と太陽、、今読んでも、何でこんなに厳しいのすか❓(-ω-)。と尋ねたくなる。
特に納得いかなかったのは、
きつねとつる、、。
ある日つるが、キツネんちに遊びに行き、スープをご馳走されたが、皿が平たくて、くちばしが長い鶴には飲むことができなかった。黙って帰宅した、悔しさいっぱいのつるは、今度はキツネを自宅に招き、細長い容器にスープを入れて出した。長いくちばしのないキツネはスープを飲めずにスゴスゴと帰った、、🐺
というあれですよ。思い出しただけで悔しくなるわ!世の中、目には目をなんですか。やられたらやり返せ、なんかい❓❕やだよー、、😱!ワタシはやだよー。嫌がらせされたら、そん時ゃかなり悔しいけど、だからって仕返しなんかしたらもっと仲悪くなるぞ。しまいにゃ虚しくなるぞ。できれば仲良くなりたいじゃあないか。それぞれの口にみあった器を用意して、君はこれでどうぞ、僕はこれね、、と歩み寄ればいいではないか!
しかし、叔母から後日「○○子、イソップ物語どうだった❓いいことばかり書いてるべ❓」と言われた時「うん、そうだね。素敵な本を有り難う」と笑いながら答えるジブンであった。だってそこで異論を述べたら、あの厳しい叔母がとくとくと説教始めるのはわかっていたもん、、。
冷たくされたら、その人にはものすごく優しくしましょうー
by教会の老女、きみさんのお言葉。