思えば、ほとほとろくでない子供だった。本人はいたって真面目に生きているつもりなのだが、大人たちから見たら相当な、所謂「悪がき」だったようです😅。
怒鳴られて追いかけられた事も何度かある。、、
以前書いた栗泥棒の話もそうだが、今から書く話も、本人はまるで悪気なくやったことなので、、(←一応弁解しておく。)
何度も書いてるけど、うちは自営業ゆえ、母が朝から晩まで働いていて、ほとんどジブンは野放し状態だった。教師だった父の帰りも大抵七時過ぎだから、まあ幼い頃は、学校から帰って来るとカバンを放り投げ、暗くなるまで一人であちこち出回っていた。母からは「どんなことがあっても五時までには帰宅しなさい。それさえ守れば何してもいいよ」と言われていた。木の棒を手に、あっちこっち歩く。田んぼの畦道、へびやま、空き家、などなど、それはもう、ホントウに様々な場所へ。
ある日、いつものように歩き回っていたジブンは、だだっ広い葱畑と遭遇した。広い畑に葱が大量に植えられていて、美しく並んでいる葱に葱坊主が付いていた。(改めて考えると、葱坊主っていうネーミングは、なかなかniceですよね。あの頭だけ見たら確かに、男の子のいがぐり頭みたいだもの。)しばらくその広い葱畑を眺めていた。
ムラムラムラ、、(~_~)。いかん、変な気持ちになってきた。、、何故そう思ったのか、、全くわからないが、葱の坊主を取らないとちゃんとした葱に成長しない、みたいなことを思ってしまったのである。
気づけば無心に葱坊主の部分をもいでいた。葱のためを思い、、みたいな気持ちで。
コラー💢😠💢👹!
突然ものすごい怒鳴り声が響いた!畑の持ち主らしきお爺さんがすごい勢いでワタシの方に向かってくる。
何してるんだ?!コラー💢😠💢
何で、もいでるんだ❓!コラー💢😠💢💢💢💨
一目散に逃げた。必死で逃げた🏃💨。
逃げ切る事はできたが、、
あとからあの爺さんがうちに怒鳴りこんできて、母にばれたらどうしよう、しこたま叱られる(-_-;)とか心の中でベソかきながら心配していた。
結局、その爺さんが家に来ることもなかく、何事もなく終わった。が、、、。
今にして思えば
葱坊主もぎ、、とは、全く意味不明な行動である。なぜ葱坊主を、もいだのか。しかも、ジブンでは、正しいことだと信じてやったんだから、そのあたりのジブンの心理は全くわかりませんな。
子供の頃の思いでは、理解不能な事が多々ある。