工学部ヒラノ教授(今野浩/新潮文庫)
図書館でこの著者の作品を1冊見つけて、非常に面白かったので、他の著作を探してみた。
幸いなことに、「工学部ヒラノ教授」で始まるタイトルの本が、十数冊、あることがわかった。
その中で紹介するのは、シリーズ最初の1冊。タイトルが『文学部唯野教授』(筒井康隆)に似ていると思った人はカンがいい。その向こうをはって、あまり世間に知られていない工学部の実態を、著者の経験に基づいて記述したもの。宣伝文句には、「実録秘話」と書いてあり、確かに内情の暴露本のようでもあるが、ユニークなエッセイとして楽しませてもらった。
上質のエッセイを発見するのは大きな喜びで、佐藤正午の『ありのすさび』その他の作品以来かもしれない。ちなみに、この人の作品はエッセイ以外、まだ読んでいない。
工学部に進学する人や、研究者を目指す人には、大いに参考になる内容だと思うが、それとは無関係に、読み物として純粋に面白い。どこかで見かけたら、読むことをお勧めする。どの本も、それそれで完結しており、どの本から読んでも差し支えない。
今、6冊まで読んでおり、手元に未読の2冊もある。
ゆっくりと楽しみたい。
図書館でこの著者の作品を1冊見つけて、非常に面白かったので、他の著作を探してみた。
幸いなことに、「工学部ヒラノ教授」で始まるタイトルの本が、十数冊、あることがわかった。
その中で紹介するのは、シリーズ最初の1冊。タイトルが『文学部唯野教授』(筒井康隆)に似ていると思った人はカンがいい。その向こうをはって、あまり世間に知られていない工学部の実態を、著者の経験に基づいて記述したもの。宣伝文句には、「実録秘話」と書いてあり、確かに内情の暴露本のようでもあるが、ユニークなエッセイとして楽しませてもらった。
上質のエッセイを発見するのは大きな喜びで、佐藤正午の『ありのすさび』その他の作品以来かもしれない。ちなみに、この人の作品はエッセイ以外、まだ読んでいない。
工学部に進学する人や、研究者を目指す人には、大いに参考になる内容だと思うが、それとは無関係に、読み物として純粋に面白い。どこかで見かけたら、読むことをお勧めする。どの本も、それそれで完結しており、どの本から読んでも差し支えない。
今、6冊まで読んでおり、手元に未読の2冊もある。
ゆっくりと楽しみたい。
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