紙の魔術師(チャーリー・N・ホームバーグ/ハヤカワ文庫)
ハヤカワ文庫の、ファンタジー色の背表紙の一冊。
舞台は20世紀初頭、蒸気機関車や電信が普及し始めたころのイギリス。魔法も高度な技術として認められている。
魔法学校を卒業した主人公(女性)は、意に反して、紙の魔術師のもとで実習するよう命じられる。
という設定は、ファンタジー好きにとっては違和感なくはいっていける。
だが、イケメンで変人の師匠に心魅かれて、というあたりで、期待していた物語とは違うのかな、と思う間もなく、予想外の急展開で、荒っぽい魔術師同士の争いに巻き込まれていく。そのあたりの妙なバランスが、この作者の持ち味なのか。もう少し崩すと、「アレクシア女史」のような感じになるのかもしれない。
三部作の1作目で、出来映えとしてはようやく及第点と思うが、第2部以降の展開に期待、というところか。
出来映え如何にかかわらず、結局私は、こういう類の本を読まずにいられない。子供じみた感傷に苛立ちながら、ハリー・ポッターを全巻読みつくしたように。あるいは、退屈な文章に耐えながら、指輪物語を読了したように。
ハヤカワ文庫の、ファンタジー色の背表紙の一冊。
舞台は20世紀初頭、蒸気機関車や電信が普及し始めたころのイギリス。魔法も高度な技術として認められている。
魔法学校を卒業した主人公(女性)は、意に反して、紙の魔術師のもとで実習するよう命じられる。
という設定は、ファンタジー好きにとっては違和感なくはいっていける。
だが、イケメンで変人の師匠に心魅かれて、というあたりで、期待していた物語とは違うのかな、と思う間もなく、予想外の急展開で、荒っぽい魔術師同士の争いに巻き込まれていく。そのあたりの妙なバランスが、この作者の持ち味なのか。もう少し崩すと、「アレクシア女史」のような感じになるのかもしれない。
三部作の1作目で、出来映えとしてはようやく及第点と思うが、第2部以降の展開に期待、というところか。
出来映え如何にかかわらず、結局私は、こういう類の本を読まずにいられない。子供じみた感傷に苛立ちながら、ハリー・ポッターを全巻読みつくしたように。あるいは、退屈な文章に耐えながら、指輪物語を読了したように。
ぬいぐるみの黒猫チビクロと
申しますにゃ。
いつもブログを読ませて頂いて
ありがとうございますにゃ。
情報ありがとうございますにゃ。
早川書房の作品っていいですよね。
好きすぎて、会社見に行ったことが
あります、一階の喫茶で
イベントがあった時ですにゃ。