また無沙汰してしまいました。猫の飼育と本業に忙殺される毎日でして
ブログ更新するきっかけは、心が大きく揺れ動いた時だけになっております。
気持ちの整理をするために書く。書くことで気持ちを安定させる。
自分のために書いておりますが、少しでも世の中にお役にたてばとも思い書いてみました。
今回、心が痛んでしまった記事は、立川猫カフェにおいての、
パルボ蔓延の記事です。カフェ猫達の状況を想像すると辛過ぎて
リンクまでしたくないので、検索されてください。
子猫数匹が死亡と発表され、お店は臨時休業。謝罪文がでています。
ここに至るまでは、SNSで批判されています。
お店を批判した記事が多いなか、私は少し違います。
保護猫カフェを運営した経験を持つ者として、思ったこと書いてみます。
長文苦手なので、いつもの箇条書きです。誤字脱字はお許しください。
1、猫カフェ内で、パルボに感染した猫がいたことだけが問題ではなく、
パルボで死んだ猫は、どこから来たかが問題だと思う。
健康な猫を仕入れ、通常の飼育をしていれば、カフェ内でパルボが
発生することはまず無い。猫カフェのHPに掲載してある写真を見る限り、
子猫が多い。保護猫カフェにいるような和猫ではなく。なんらかの種類の洋猫。
完璧な純潔種というよりは、繁殖させたミックスのようにも見える。
耳が折れたり、長毛であったり、色が独特な猫。見た目は美しい。
洋猫のミックスは可愛いし、たぶん純血種より安いはず。
この猫カフェは、猫の数が多い。どこから買ったのだろうか。
一箇所からの仕入れでは賄えないと思う。ペットショップからの購入より、
ブリーダーからの購入が多いのではないだろうか。
もしブリーダーの飼育場所にパルボが発生していて、パルボ菌を持った猫を、
猫カフェが購入したとしたら、恐ろしい現実。猫カフェをいくら消毒しても、
仕入れ先をきちんとしない限り、同じことが起きる。
感染力が強いパルボ。ワクチンしていれば、なんとか助かるけれど、
ワクチンしていない猫の死亡率は高い。2週間ルールなど無い時代の、
昔の譲渡会で、保護したばかりの子猫を展示したら、その譲渡会に参加した猫が
全滅したという話を聞いたことがある。先住猫がいる家に、拾った子猫を入れたら、
先住猫がパルボで死んだという話も聞いた。ワクチンしていない猫は死ぬ。
とても感染力が強い。そしてパルボの菌は簡単には消えない。
私達、保護活動を行う者が、一番に恐れる病気はパルボです。
パルボが理解しやすいページを探してみた。
東京キャットガーディアンのHP
2、猫カフェを経営する人、そこで働く人は、どんな勉強をしてどんな資格を持ち、
猫カフェで働いているのだろうか。私の経験ですが、店舗に一人資格を有する人が
責任者としていれば良しで、働く人は資格は必要ない。
有資格者の指導の元で働くことができる。有資格者は営業中は店舗在中が義務と
なってはいるけど、毎日毎日、店舗に在中し続けることは無理。休みもあるでしょう。
動物愛護センターで行う講習(1日)を受ければ、動物を扱う仕事の資格は簡単に取れます。
受講料を払い、講習会に参加すれば、専門学校にいってなくても、
飼育の経験が有ることを、自己申告すれば資格が取れる。私がそうです。審査が甘い。
自分が受講して、そう思いました。
パルボの恐ろしさ、多頭飼いの中で病気がどうやって感染していくか、
経営者、従業員はきちんと理解していたのだろうか。勉強していたのだろうか。
指導されていたのだろうか。パルボの猫を触った手。猫を触らなくても、
菌がついた物を触ることで菌が蔓延する。どんどん感染していく。
パルボに限らず、ウィルス感染する病気のほとんどが、そうやって感染していく。
動物の多頭飼いの室内では、消毒の徹底と空気清浄が大切なことである。
市販されている消毒液ではなく、獣医師が使うようなものでないとダメ。
あと飼育する人や客の服も感染源となる。お客さんが自宅の猫や
他店の猫を触り、同じ服装で他店の猫を触れば、それも感染源となる。
手だけ消毒しても意味がない。猫カフェに、パルボ菌を持ち込めば
確実に猫に感染します。これを故意にやったら犯罪ですね。でも器物破損で
損害賠償でしょうね。猫は物だから。
3、美しいインテリア、可愛い猫に囲まれて飲食ができる猫カフェ。
お客は猫好き。猫を触るために来店する。見るだけの猫カフェはつまらない。
高額の料金を払う。払ったぶんは楽しみたい。猫と遊びたい。抱っこしたい。
猫カフェの営業時間は1日に8時間から10時間。1日の大半を寝て過ごす猫が、
起きて客の相手をする。本当に可愛そう。子猫だと、限度がわからず倒れるまで遊ぶ。
寝不足で飼育されることがストレスとなり、しなくていい病気も発症する。
伝染性腹膜炎(ウィルス感染よりストレスでの発症)。これは本当のこと。
自分が多頭飼いで経験しました。私は保護猫カフェを作って、すぐに
このことが分かりました。だから営業時間を極端に短くし、最終的には
土日の営業のみとしました。土日営業したら、月が祝日でも休みました。
猫の疲労が分かるからです。
営業時間が短くなると、売り上げは落ちる。店舗を借り、従業員を雇用しての、
普通の猫カフェでは経営が成り立たたない。1時間でも長く営業することで、
売り上げを伸ばすことが一番重要となる。その犠牲になるのは猫です。
4、猫を譲渡することが目的の保護猫カフェ。
猫を展示して飲食をさせる、通常の猫カフェ。
この違いを知らない人は多い。猫ブームと言われて長い。
マスコミが猫ブームをあおった結果、ペットショップでは猫の価格が
跳ね上がりました。1匹が40万、50万が普通になってしまいました。
行き場のない保護猫を、譲渡会や保護猫カフェで貰い受ける人も増えてはきましたが、
まだまだペットショップで、高価な猫を買う人が減りません。
保護猫カフェより、美しい洋猫がいる普通の猫カフェのほうが繁盛しているのが現実。
高いペットショップで買うより、ブリーダーから直接買う人も増えているはず。
需要があるから繁殖させる人も増える。きちんと飼育の勉強をした人が
繁殖させているのだろうか。そうではない現実がある。だから病気の猫が
売られたり、猫カフェにパルボがでてしまうのではないだろうか。
ペットショップで買った動物に病気があるのことも、珍し話ではない。
だからショップには返品制度がある。
5、保護活動する私たちが一番に恐れる病気はパルボです。パルボがでてしまった場所では、
どんな事が起きるか、ご存知ですか?パルボになった猫、なる可能性の猫は、
ほぼ安楽死となります。感染を食い止めるための手段は安楽死。詳細は悲しくて書けません。
これまで猫ボラをやってきて聞いた話の中で、安楽死のあった事実を知っています。
私も、仲間が保護した乳猫3匹がパルボだった時に、安楽死を選択したことがあります。
泣きながら、そう結論だしましたが、獣医さんはボロ泣きの私に言いました。
「福田さんの選択は正しい選択です。」と。
これ書きながら涙でました。立川の猫カフェ、パルボ蔓延の記事を見て、
毎日、猫のお墓に行き、お線香をあげています。死んだ猫達を思い祈っています。
人間はなんて傲慢な生き物なのでしょうか。営利のために小さな命を犠牲にする。
こうやって真実を書くことで、少しでも日本における動物愛護精神が確立することを願っています。
あ〜泣ける。可愛そうな猫たち。
動物の健康を一番に考えず、営利を追求する動物の飼育や展示は虐待だと思っています。
動物にも健やかに生きる権利があるはず。
🐱ご支援のお願いをしております。猫たちの主食はロイカナのカリカリです。
カリカリだけで毎月120キロ(約10万円)を消費しています。
安価で購入できる店から購入するので、なんとか私の力で買えるのですが、
猫たちの平均年齢が上がり、口内の炎症でウエットしか食べない猫が増えてきました。
ウエット代が、かなり大きな金額となっております。
皆様からのご支援の品を送っていただけると助かります。
アマゾンより、他店が安い場合があります。1円でも安い物を探していただきたく
お願いいたします。
Amazon 欲しいものリスト
http://www.amazon.co.jp/registry/wishlist/2NH321O3R5DZM
リストは随時更新いたします。
ご支援のお願い(はっぴーねこちゃんHP)
https://www.happynekochan-towa.com/%E3%81%94%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%AE%E3%81%8A%E9%A1%98%E3%81%84/
ブログ更新するきっかけは、心が大きく揺れ動いた時だけになっております。
気持ちの整理をするために書く。書くことで気持ちを安定させる。
自分のために書いておりますが、少しでも世の中にお役にたてばとも思い書いてみました。
今回、心が痛んでしまった記事は、立川猫カフェにおいての、
パルボ蔓延の記事です。カフェ猫達の状況を想像すると辛過ぎて
リンクまでしたくないので、検索されてください。
子猫数匹が死亡と発表され、お店は臨時休業。謝罪文がでています。
ここに至るまでは、SNSで批判されています。
お店を批判した記事が多いなか、私は少し違います。
保護猫カフェを運営した経験を持つ者として、思ったこと書いてみます。
長文苦手なので、いつもの箇条書きです。誤字脱字はお許しください。
1、猫カフェ内で、パルボに感染した猫がいたことだけが問題ではなく、
パルボで死んだ猫は、どこから来たかが問題だと思う。
健康な猫を仕入れ、通常の飼育をしていれば、カフェ内でパルボが
発生することはまず無い。猫カフェのHPに掲載してある写真を見る限り、
子猫が多い。保護猫カフェにいるような和猫ではなく。なんらかの種類の洋猫。
完璧な純潔種というよりは、繁殖させたミックスのようにも見える。
耳が折れたり、長毛であったり、色が独特な猫。見た目は美しい。
洋猫のミックスは可愛いし、たぶん純血種より安いはず。
この猫カフェは、猫の数が多い。どこから買ったのだろうか。
一箇所からの仕入れでは賄えないと思う。ペットショップからの購入より、
ブリーダーからの購入が多いのではないだろうか。
もしブリーダーの飼育場所にパルボが発生していて、パルボ菌を持った猫を、
猫カフェが購入したとしたら、恐ろしい現実。猫カフェをいくら消毒しても、
仕入れ先をきちんとしない限り、同じことが起きる。
感染力が強いパルボ。ワクチンしていれば、なんとか助かるけれど、
ワクチンしていない猫の死亡率は高い。2週間ルールなど無い時代の、
昔の譲渡会で、保護したばかりの子猫を展示したら、その譲渡会に参加した猫が
全滅したという話を聞いたことがある。先住猫がいる家に、拾った子猫を入れたら、
先住猫がパルボで死んだという話も聞いた。ワクチンしていない猫は死ぬ。
とても感染力が強い。そしてパルボの菌は簡単には消えない。
私達、保護活動を行う者が、一番に恐れる病気はパルボです。
パルボが理解しやすいページを探してみた。
東京キャットガーディアンのHP
2、猫カフェを経営する人、そこで働く人は、どんな勉強をしてどんな資格を持ち、
猫カフェで働いているのだろうか。私の経験ですが、店舗に一人資格を有する人が
責任者としていれば良しで、働く人は資格は必要ない。
有資格者の指導の元で働くことができる。有資格者は営業中は店舗在中が義務と
なってはいるけど、毎日毎日、店舗に在中し続けることは無理。休みもあるでしょう。
動物愛護センターで行う講習(1日)を受ければ、動物を扱う仕事の資格は簡単に取れます。
受講料を払い、講習会に参加すれば、専門学校にいってなくても、
飼育の経験が有ることを、自己申告すれば資格が取れる。私がそうです。審査が甘い。
自分が受講して、そう思いました。
パルボの恐ろしさ、多頭飼いの中で病気がどうやって感染していくか、
経営者、従業員はきちんと理解していたのだろうか。勉強していたのだろうか。
指導されていたのだろうか。パルボの猫を触った手。猫を触らなくても、
菌がついた物を触ることで菌が蔓延する。どんどん感染していく。
パルボに限らず、ウィルス感染する病気のほとんどが、そうやって感染していく。
動物の多頭飼いの室内では、消毒の徹底と空気清浄が大切なことである。
市販されている消毒液ではなく、獣医師が使うようなものでないとダメ。
あと飼育する人や客の服も感染源となる。お客さんが自宅の猫や
他店の猫を触り、同じ服装で他店の猫を触れば、それも感染源となる。
手だけ消毒しても意味がない。猫カフェに、パルボ菌を持ち込めば
確実に猫に感染します。これを故意にやったら犯罪ですね。でも器物破損で
損害賠償でしょうね。猫は物だから。
3、美しいインテリア、可愛い猫に囲まれて飲食ができる猫カフェ。
お客は猫好き。猫を触るために来店する。見るだけの猫カフェはつまらない。
高額の料金を払う。払ったぶんは楽しみたい。猫と遊びたい。抱っこしたい。
猫カフェの営業時間は1日に8時間から10時間。1日の大半を寝て過ごす猫が、
起きて客の相手をする。本当に可愛そう。子猫だと、限度がわからず倒れるまで遊ぶ。
寝不足で飼育されることがストレスとなり、しなくていい病気も発症する。
伝染性腹膜炎(ウィルス感染よりストレスでの発症)。これは本当のこと。
自分が多頭飼いで経験しました。私は保護猫カフェを作って、すぐに
このことが分かりました。だから営業時間を極端に短くし、最終的には
土日の営業のみとしました。土日営業したら、月が祝日でも休みました。
猫の疲労が分かるからです。
営業時間が短くなると、売り上げは落ちる。店舗を借り、従業員を雇用しての、
普通の猫カフェでは経営が成り立たたない。1時間でも長く営業することで、
売り上げを伸ばすことが一番重要となる。その犠牲になるのは猫です。
4、猫を譲渡することが目的の保護猫カフェ。
猫を展示して飲食をさせる、通常の猫カフェ。
この違いを知らない人は多い。猫ブームと言われて長い。
マスコミが猫ブームをあおった結果、ペットショップでは猫の価格が
跳ね上がりました。1匹が40万、50万が普通になってしまいました。
行き場のない保護猫を、譲渡会や保護猫カフェで貰い受ける人も増えてはきましたが、
まだまだペットショップで、高価な猫を買う人が減りません。
保護猫カフェより、美しい洋猫がいる普通の猫カフェのほうが繁盛しているのが現実。
高いペットショップで買うより、ブリーダーから直接買う人も増えているはず。
需要があるから繁殖させる人も増える。きちんと飼育の勉強をした人が
繁殖させているのだろうか。そうではない現実がある。だから病気の猫が
売られたり、猫カフェにパルボがでてしまうのではないだろうか。
ペットショップで買った動物に病気があるのことも、珍し話ではない。
だからショップには返品制度がある。
5、保護活動する私たちが一番に恐れる病気はパルボです。パルボがでてしまった場所では、
どんな事が起きるか、ご存知ですか?パルボになった猫、なる可能性の猫は、
ほぼ安楽死となります。感染を食い止めるための手段は安楽死。詳細は悲しくて書けません。
これまで猫ボラをやってきて聞いた話の中で、安楽死のあった事実を知っています。
私も、仲間が保護した乳猫3匹がパルボだった時に、安楽死を選択したことがあります。
泣きながら、そう結論だしましたが、獣医さんはボロ泣きの私に言いました。
「福田さんの選択は正しい選択です。」と。
これ書きながら涙でました。立川の猫カフェ、パルボ蔓延の記事を見て、
毎日、猫のお墓に行き、お線香をあげています。死んだ猫達を思い祈っています。
人間はなんて傲慢な生き物なのでしょうか。営利のために小さな命を犠牲にする。
こうやって真実を書くことで、少しでも日本における動物愛護精神が確立することを願っています。
あ〜泣ける。可愛そうな猫たち。
動物の健康を一番に考えず、営利を追求する動物の飼育や展示は虐待だと思っています。
動物にも健やかに生きる権利があるはず。
🐱ご支援のお願いをしております。猫たちの主食はロイカナのカリカリです。
カリカリだけで毎月120キロ(約10万円)を消費しています。
安価で購入できる店から購入するので、なんとか私の力で買えるのですが、
猫たちの平均年齢が上がり、口内の炎症でウエットしか食べない猫が増えてきました。
ウエット代が、かなり大きな金額となっております。
皆様からのご支援の品を送っていただけると助かります。
アマゾンより、他店が安い場合があります。1円でも安い物を探していただきたく
お願いいたします。
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リストは随時更新いたします。
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