さいふうさいブログ

けんちくのこと、日々のこと、いろんなこと。長野県の建築設計事務所 栖風采プランニングのブログです。

土蔵住まい 竣工写真~玄関~

2010年11月12日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

長野市土蔵再生現場です。

引き続き、竣工写真をUPします。

今日は外観と玄関廻りです。

P1120406

(再生後の玄関内部写真)

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再生前は、土蔵の大戸がとても印象的な建物でした。

  

再生前 ↓

P1030455

  

再生後 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

P1120165

元々の土蔵の雰囲気を壊さないように

配慮しながら、  

大戸前の下屋部分を風除室のように

玄関にしました。

新設した玄関戸を開けますと

大戸が見えます

  

P1120410

  

P1120411

玄関内部です。

  

もともとは外部空間だったところを

内部空間として取り込みましたので

外部空間では許せる「粗さ」も、

室内空間ともなれば、その粗さが気になります。

  

既存の石をそのまま利用しておりますが、

石を据え直したり、

隙間を埋めたり、

石の表面に塗ってあった化粧モルタルのめくれを

小叩きで剥がしたり、

大戸廻りを綺麗にするため、

結構手間がかかりました。

それにしても、

欅の格子の大戸が素敵です~

この格子の大戸の外側にもう一本大戸がありまして、

2枚の重たい大戸を日常生活で

開け閉めするのは大変ですので、

戸車を交換するなどの補修もしました。

  

P1120419

 

P1120415

下駄箱は実用性を重視して設計しました。

上部には分電盤が隠されています。

下部には、普段履き用の靴を置いておいたり

長靴や、子供達のいろんな物を置けるように

スペースを開けておきました。

床はタタキ風に見える

左官屋さん考案の土入りモルタル仕上げです。

こちらの玄関土間には、床暖房も入っています。

冬場の濡れっぽい靴等は結構乾くので便利です。

実は、こちら土蔵再生の家は

全館床暖房にしています。

     

私達はテーマとして、

特に寒冷地における室内環境、

暖房、断熱材に対して

いつも考え続けております。

(寒冷地における古民家の室内環境と

暖房や断熱材については

またの機会に書きたいと思います!)

  

夜はこんな感じです。

P1120190

  

窓から梁が見えます~

P1120194

  

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今日はこの土蔵再生現場に行ってきました。

引き渡しは終えておりますが、

まだ残っていた工事や手直し等がありまして

そうした残工事がそろそろ終わりそうでしたので

チェックをしてきました。

あともう少しです

  

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