先週末には、
今度は上田市にあります蚕室造りの古民家の
測量に行ってきました
(ここのところ古民家の測量が続いています)
さて、こちらの蚕室造りの古民家は
明治初期の建物で、
間口12間×奥行4.5間の総2階建(本建)部分に
更に増築がなされ、
全長間口14間もある
とても大きな蚕室造りの古民家です。
こちらのお客様からは
今から約2年半程前にお問合せを頂きましたが、
途中、お客様の事情により
1年程、間を置きまして、
今年から改修計画を再開することになりました。
2年前に一度、軽く測量をしてありましたので、
下図を持って再度測量へ行ったのですが、
なにしろ間口14間もある古民家ですので、
そう簡単には終わりません
一応、どこまで測量するかの目標を定めて、
測量に挑んだのですが、
そう甘くはありませんでした
「測っても測っても終わりませーん」
(nanaさん)
「民家2件分はあるからなー」
(主人)
「今の住宅だったら3件分はあるよねー」
(私)
・・・
この建物を全部、測量し終えるのは
いつになるのだろう
と
ちょっと途方に暮れつつも
以前にも書きましたが、
設計に必要な現状図面としてのみならず、
記録用としての図面が描けるだけの
測量をします。
と言いますのも、
私共にしてみますと
携わった古民家はどれも 文化財 なのです。
(国や県、市などから文化財指定されているか否かではなくて!)
設計の業務を終えた後も、
古民家の測量資料は貴重な資料となります。
ので、
詳細に測量をするように心がけています。
が、
そればかりに執着していると
設計業務が進みませんので、
設計の進行に合わせて何回かに分けて
測量をするようにしています
2階には蚕棚がまだ残っていました。
さて、今回の測量では
目標としていたところまで
測量を終えることが出来ませんでした。。。
ので、
また近々、測量へ行こうと思います