昔の松代焼 のこね鉢に
水草や息子のおもちゃを浮かべて楽しんでます。
現在の復興された松代焼とは少々趣が違って
昔の松代焼は、淡い緑色の釉薬が掛かっていて
その優しい感じが、私は大好きです♪
さて、少し前の事なのですが
長野市松代にあります重要文化財「旧横田家住宅」の見学に行ってきました
旧横田家住宅は、城下町松代に残る中級武士の武家住宅です。
こちら表門。
屋根勾配が急なので
一見、大きな門のように写真では見えるかもしれませんが
これが意外と低めで可愛らしい門でした。
表門を潜ろうとすると
すぐに茅葺の主屋が目に入ります。
農家型の民家とは違う趣。
惹き込まれます。
式台から建物に上がります。
*式台(しきだい):住宅における公式の出入口、すなわち玄関の前に設けられた板敷の部分。
(玄関の間から表門をみる。)
建物に上がった瞬間にすぐに感じたのは、
簡素で品格を感じる空間。
何故かな、と室内を見まわすと、
柱が細めなのです。
柱が細いと柱の太さとのバランスで
他の造作材も細めになりますので
瀟洒な感じになります。
こちらは土間。
土間の上部。
農家型の民家とは違って
設計する上で、自分に何かヒントになりそうな予感。
それは、改めてじっくり観察しながら考えることにします。
こちらは茶の間。
畳に炉が切られています。
こちらは、座敷から見る北側のお庭です。
座敷。
そして座敷の南側のお庭。
ちょうど、管理人さんから鯉の餌やりを
やらせてもらった息子☆
息子が鯉の餌やりに夢中になっている間に
お陰さまで私は
じっくり建物を見学することができました。
南の間。
茶の間の隣の部屋です。
箱階段がありまして、
ここの部分だけ2階があります。
外から眺めるとこんな感じです!
2階から庭園を眺めたかったな。
どこかで
こんな雰囲気の建物を見たことがあるような気がして
家に帰ってから探してみましたら
ありました。
群馬県の養蚕農家の「神楽口造り」と呼ばれている民家。
こういう2階部分って
なんとなくワクワクします。
さて、今回の見学「旧横田家住宅」は、
私にとって久々に
心に残るいいなと思った建物でした。
やっぱり建築は足を運んで実際に空間を感じるところから
始めないといけないなと
改めて思いました。
(ここ数年、子供が小さかったりで
なかなか見学に出掛けられなかったので)
松代には今までも何回か訪れていますが、
まだまだ何度も訪れたいと思う町です。