さいふうさいブログ

けんちくのこと、日々のこと、いろんなこと。長野県の建築設計事務所 栖風采プランニングのブログです。

島根へ~2015年 弾丸家族旅行♪ その3~しめ縄と埋没林~

2015年09月03日 | ◆旅行記・観光

夏休みはとっくに終わりましたけど、まだ夏休みの思い出を引き摺りながら我が家の旅行記、書き続けております~

さて、島根旅行の2日目は道の駅頓原から始まりました。

道の駅とんばら周辺 (島根県飯南町頓原)

  

行き当たりばったりな我が家の旅。

宿泊の空きが唯一あったここ道の駅とんばら

宿泊のためにこの頓原に来たわけですけど、朝になって周辺を見渡してみると

わぁ~ のどかな風景に石州瓦の民家がめっちゃいい~!

 

 

で、道の駅のすぐ隣には大しめ縄創作館がありまして

おおっ!!!これを見ないで次へ行くわけにはいかないべさっ!(←変なところで北海道弁が出る 笑)

 

出雲大社の注連縄と同じ形だ

それもそのはずで、この頓原では昭和30年代からおよそ6年ごとに出雲大社神楽殿の大しめ縄を制作しているそうなんです!

このように古くからしめ縄づくりの技術と伝統が受け継がれているところなんですね。

すごーい!

そして、平成26年にしめ縄の制作と技の継承を目的にこの大しめ縄創作館が創設されたそうなんです。

制作工房。

見学させてもらいました

 

この施設で出雲大社の大しめ縄が制作できるように、建物にいろいろ工夫がされていました。

(出雲大社の大しめ縄は、長さ13.5m 重さ4.5トン)

天井裏にはしめ縄用の藁がストックされているそうですし、

間仕切りは稼働式になっていて、出雲大社のしめ縄を作る時は展示スペースまで利用できるようになっているそうです。

展示スペースには、出雲大社の大しめ縄に吊り下がっている「しめのこ」と同じ大きさのものが展示してありました。

 

飯南町注連縄企業組合では各種しめ縄を受注制作されているそうです。

その奉納実績の中に、長野県では牛伏寺がありました!

   

さて、しめ縄創作館を見学した後は、道の駅に地元の特産品がイロイロありましたので

パッケージデザインの気になった物を幾つか土産を買いこみ

    

 

さぁ、次の見学地へ出発~!

というか、石見銀山へ戻ります。。。

前日に行った石見銀山、、、あの短時間では殆ど見学が出来なかったので

せめて資料館くらいは見ておきたい、と思いまして、石見銀山へ戻ることにしました

 

で、頓原から銀山へ向かう途中に巨大地底林があるとかで

地底 

なんかワクワクしちゃいますよね。 これは絶対、息子は喜ぶに違いないと立ち寄りました。

  

三瓶小豆原埋没林 (島根県大田市)

約4000年前の巨木が、太古の姿のまま地底にそびえ立っています 

  

なんで4000年も前の木が腐らずに残っているのかというと

地中に埋もれていた木々ではあったのですが、地下水に浸されていた状態だったそうです。

なるほどね。

なので、この巨木を触ってみるとまだ湿っているんです。

(この施設内には地下水が今も浸み出ていました)

発掘されたのが1998年というので15~6年程経っている事になりますけど、

一番大きい木で、直径が最大2.5mもあるそうなので、

その巨木が何千年も地下水に浸っていたとなれば、そう簡単には乾かないでしょうね

となると、この先、湿っぽいまま空気に晒された状態で腐ったりしないのかなぁと、ちょっと心配になりました

ま、でも、これだけの巨木ですし、年輪もかなり詰まった木でしたし、

これを輪切りにしてテーブルにしたら なんて、考えてしまいました

あ、でも、この巨木の輪切り標本をなんでも鑑定団に出したことがあるって、学芸員の方かな?(係員かな?)仰ってました!

10㎝の輪切りで、鑑定額が200万円だったとか。

 

こちらは別棟の根株展示棟。

息子はめっちゃご機嫌です☆

  

それにしても、これだけの巨木が太古にゴロゴロあったという事は

古代出雲大社がかなり大規模であった、という伝えも、有りうる訳ですね。

実際、出雲大社の境内遺跡から平成12年には大木3本を1組にした直径が約3mにもなる巨大な柱が発見されましたし。

古代出雲歴史博物館のパンフ。

今回の旅では博物館には行かれませんでしたケド。(息子のぐずりが


 日本建築史図集より、出雲大社本殿の復元図。

 

 島根旅行記、2日目の午前の部だけでこのボリュームになってしまったので

午後の部は続くという事で!

(つづく)← そろそろ疲れてきたかも・・・

 

 

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