春になるのを待って、
ようやく、小諸の古民家再生の現場では、
外壁の土壁塗りが始まりました
モルタル下地に追い掛けで 土を塗っています。
親方が 樽巻き をしています。
お施主さまには、随分とお待たせしましたけれども、
やはり、土壁はいい雰囲気です。
古民家の魅力の一つに、
土壁があろうかと思いますが、
工期的なことや、予算的なことで、
現実的に外壁を土壁にすることは難しいです。
しかし、今回の現場では、
お施主さまのご理解と、左官屋さんの協力もあり、
仕上げだけ ではありますが、
荒壁の土を使って
土壁仕上げを実現することができました!
刷毛引きでも櫛引でもなく、箒引き!
最近、私達のもとへは、
古民家を購入されたお客様からのご依頼が増え、
この「土壁の外壁」にとても魅力を感じている
お客様が多いんですね。
単に、昔に戻るというような発想で、
伝統的であった土壁を復活させるのではなく、
寒冷地の信州でも暖かく暮らせるような、
そんな住まいを考え続けていきたいです
(k.m)