長野市の土蔵再生現場の様子です。
土蔵を住まいに再生するという
今回の現場。
寒冷地の寒さ対策として、
* 屋根断熱 (セルローズファイバー 55K 185mm)
* 床断熱 (セルローズファイバー 55K 135mm)
* 開口部 (YKK AP エピソード Type S)
* 全館床暖房(熱源は電気温水蓄熱器 エナーテック)の導入
という仕様にしました。
もちろん 断熱材とサッシは住宅エコポイントの対象になってます
(エコリフォームに該当)
セルローズファイバー断熱の施工風景です。
まずは、大工さんに屋根断熱の下地を
作ってもらいます。
今回は既存の垂木の空間を屋根の通気層として扱うことにしまして、
垂木下端に透湿シートを張りました。
そして、そこから
セルローズファイバー 密度55kg/m3で 185ミリが入るように
天井下地を作ってもらいまして、
(ここまでが大工さんのお仕事です)
そこに
セルローズファイバー専用のシート
を 断熱屋さん に張ってもらいます。
そして、
セルローズファイバーの専用シートに穴を開け、
ホースでセルローズファイバーを吹き込みます。
(ここまでが断熱屋さんのお仕事です)
屋根断熱 セルローズファイバーの吹き込みの様子
(セルローズファイバー 密度55kg/m3 185ミリ)↓
床断熱 セルローズファイバー吹き込みの様子
こちらは浴室と寝室の境目の壁です↓
浴室の断熱のためと、防音のために
室内の壁にも断熱材を入れました。
今回の土蔵再生では、
外壁はなるべく現状のままにしますので、
外壁に断熱材は入りません。
(絶対入らないわけではありませんが、
コストがかかりすぎてしまうので、今回は入れません)
しかし、増築した部分の外壁には断熱材を入れます↓
工程の関係で、外から吹き込んでもらいました。
通常は内部から行います。
今回使用しているセルローズファイバーは、
登録施工店さんの断熱屋さんでないと施工できません。
最近、私達の設計でいつも断熱施工して頂いているのが
おなじみ?!徳間さんですー。
設計の立場としましては、
直接、断熱屋さんと、
断熱材の情報や、そして施工について、意見交換できることは
とても大事だと思っています。
なにしろ、断熱理論は施工あってのことですから。
ここがとても重要。
そして、私がうるさく断熱を語ろうとするのには
理由があります。
簡単に言えば、
受け継がれてきた伝統建築を
次世代に受け継いでいってもらいたい、
そんな願いを込めて いつも設計を考えているから
なのです☆
が、
これを書くとまた長くなるので、また今度の機会にしたいと思います!
(k.m)
顔にボカシを御願いします。
おはようございます!
これからは、悪いことはできませんよぉ~(笑)