昨年末に辛うじて水回りを使えるようにして仮引き渡ししました上田の蚕室造りの古民家改修現場。
まだ工事は続いておりますけども、
先週、現場へ行く用事がありましたので
ちょこっと写真を撮ってきました
「茶の間」と呼ばれている部屋のビフォーアフターでございます。
左の写真は、2008年の秋口に測量に行ったときの写真です。
ちなみに写っているのは、
お施主さんと、うちの息子です。(当時まだ4歳)
子連れ建築士なワタクシでございますが
そのような状況をご理解して下さるお施主さんに本当に感謝です。
以来、かれこれもう5年以上も経ってしまっているのですが
ようやく右の写真のように形になって参りました
こうなってきますと「茶の間」という部屋名から
イメージされるようなお部屋じゃなくなってしまったかもですね
こうしてビフォーアフター見比べてみますと、
既存の天井を無くて吹き抜けにした(戻した)だけ、、、
と思われるでしょうが
計画段階ではかなり悩まされた茶の間でした。
出来あがってしまうと
なんてことはないように思われるでしょうけどもね、
いろいろありましたのデス
(思い返すと懐かしい)
こんな3Dパースもスタッフに描いてもらったなぁ。
2012年6月頃。
ご覧の通り、薪ストーブの位置が違うのが分かるでしょうか。
当初は神棚近くに薪ストーブを置きたいというご要望でした。
最終的には納まるべきところに納まったように思います
また、照明器具も悩みました。
いろいろご提案しながら
やっとお施主さんから承諾を得られたー
と思ったら
梁の問題とか、
まーいろいろありましたデス。
それもまた、今となればいい思い出です
既存の天井を解体したら、
こんな魅力的な小屋裏が現われまして
天井を張るべきかどうか悩んだこともありました。
しかしこの部屋に薪ストーブを設置しますから、
法律上、防火の配慮も一応しないといけませんし、
選んでいた照明器具の電動昇降機を設置するためは
天井の懐が必要でしたので、
やはりそこは計画通り天井を張ることで進めることにしました。
↑ 電動昇降機で上げ下げ出来る照明器具です。
壁面に照明器具を付けることが出来れば
もっと色々ご提案出来たのですけどね。
既存の土壁を残す関係で
壁付けは不可。
いろんな制約の中、
やっと、和紙で出来た古民家にも似合いそうなモダンな照明器具で決定したのですが、
もし似合わなかったらどうしようかと
内心、最後までドキドキでした。
でも、いい感じに納まって良かったー!
最終的にお施主さんにもとても気に入って頂けてホッとしているところです。
電動昇降機、こんな風に照明器具が下がります。
器具の長さもワイヤーで調節できるので
お施主さんに見て頂きながら決められます。
後で変更も可能だし、これは助かります。
ちなみに、写っているツナギの方は
お施主さんです~!
昨年末のお掃除風景です。
お施主さんも手伝ってくれました
(お施主さんの働きは大きかったデス。現場はとてもとても助かりました。有難うございました!!!)
さて、先日現場へ行った時ですが、
相変わらず子連れ建築士なワタクシだったのですが、
ちょうどお施主さんもいらしたので
お施主さんの娘さん(5歳)とうちの9歳息子
一緒に遊べてとても楽しそうでした
お施主さんのお子さんと
うちの息子。
ゴロゴロしてます~
まだ床暖房は入っていないんですが、
薪ストーブの温もりで心地いいんでしょうかね~
2008年の設計段階の測量時には
まだ0歳だった娘さんでしたが、
もうこんなに大きくなって~!
子供達が楽しそうに走りまわったり
遊んだりしている様子を見ている時が
これまた嬉しいものですネ
さて、あともうひと踏ん張りです。
最後まで頑張ります!
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