最近、ある新聞の記事を読んでいて
また愕然としてしまったのですが、
お寺の建物についての記事だったんですけどもね。
なんと
敷居のことを「下枠」と書かれてありました
下枠?!
その記事は、ある町のお寺のちょっとした修理の様子を取材されていたもので
修理と言っても大掛かりな工事ではなく、
建具(4枚の引戸)の建てつけ、滑りが悪くなったものを、敷居を削るなどをして地元の有志ボランティアの方が直した、
という微笑ましい記事だったんですけどもね。
敷居と書いて欲しかった部分が「下枠」という用語が使われており
思わず絶句・・・
下枠という言葉の方が一般的なんでしょうか?
敷居(しきい)という言葉はもうあまり使われなくなってしまったのでしょうか。
ということは鴨居(かもい)という言葉も?
窓枠という言葉がありますから、
枠という言葉を用いる場合は
その背景には「開きドア」の文化があるように思えます。
ということは、
「引戸(ひきど)」そのものに
日常的に接する機会が一般的に無くなっている
ということになるのかもしれません。
がーん
更に
今やっている平成の家のリフォーム現場から
「片引戸(かたびきど)」の写真が欲しい
と言われまして
なんで?と聞くと
片引戸のイメージをお施主さんに伝えるため
というじゃないですか。
んんん???
片引戸のイメージって
え?
片引戸って、片引きじゃないですか!
↑ なんの説明にもなってない
これまた衝撃を受けたワタクシなんですが
それくらい、今のごく普通の住宅からは
引戸が無くなってしまっているということなんですね。
驚きです。
ということで、
片引戸の写真
特に硝子戸の片引戸の参考事例を!との事なので、
今までの設計事例の中から抜粋して
お施主さんに見て頂くことにします
もしかして
和室の引戸(障子戸や襖戸)は分かっているけれども、
板の間の部屋に引戸というものが
想像し難いのかもしれませんね。
事例1
事例2
事例3
事例4
おっと、あれこれブログのネタを考えているうちに
現場にいるうちの旦那さんから
ブログUPしたか?と催促の電話が!
ということで、
ブログ更新します
<script type="text/javascript" src="http://static.ak.fbcdn.net/connect.php/js/FB.Share"></script>