お掃除の際、お行儀が悪いと分かりつつも寝っ転がってパシャリ。
何とか天井の絵も含めて写したいと思っていたら、段々と姿勢が崩れ、最終的には仰向けになっていました(汗)
中央の阿弥陀さまが安置されている龕(がん)を「宮殿(くうでん)」と言います。
龕とは石窟や家屋の壁面に仏像・仏具を納めるために設けたくぼみのことで、インド寺院の壁面の意匠彫刻や、大きなものでいうとバーミヤン石窟も仏龕(ぶつがん)になります。
これが発展して、屋内に安置するための容器が使用されるようになり、扉のついている龕を厨子(ずし)というようになりました。
浄土真宗のお内陣では、扉のついている厨子には親鸞聖人の御影が安置されています。
(分かりづらいですが写真右奥にあります)
写真の左右に天井から吊るされた灯明が一対あります。
こちらは一般に輪灯(りんとう)と言いますが、台座が菊花をかたどって造ってある灯明台なので菊灯(きくとう)とも言います。
天井図は花と鳥が交互に描かれています。
こちらは普段目に留まらない場所だと思いますので、写真ではありますが楽しんでいただけたら嬉しいです。