さいとうさん家は 今 ネコ1匹だけ

イラストレーターさいとうまりの 家ネコ日報
高齢猫さん達が他界し なんと 人生で初の 猫1匹

ホスピスの始まり

2013年02月05日 | 日記
多分 トシちゃんより 状態が悪かった もん太君は ナメクジ歩きのまま。
でも 磨きがかかり スピードアップ。

2年も過ぎようとした頃、トシちゃんに変化が・・・
立ち上がろうと 動きだしました。
オバサンが お腹を支えると 手足を動かし 歩く真似をし始め
2年半が近づくと お腹を支えると フラフラと 歩ける様になりました。

オバサンは この日が ず~っと 続くと思っていました。



そろそろ 桜が咲き始めた頃、もん太君が、後を追うように トシちゃんが
オバサンの横で 眠ったままの姿で 旅立っていきました。

初めての ペットロスです。
朝 顔を洗ったら涙、仕事していて涙・・・夢の中でも泣いていました。

見るに見かねた 友達の和尚さんが ネコ達の所に 埋める様に お札を書いてくれました。
その お札には「畜生」
「畜生? ちくしょう?・・・・」
「こんちくしょう じゃないよ、家畜として 生きた と 書いてある!」

そっかぁ・・・お釈迦様の時代には ペットって言葉は 無かったのか・・・

「泣いてばかりじゃ あんたが心配で、ネコ達が あの世に行けないじゃないか!」
「忘れ去る事が 供養だよ」

忘れ去るコト・・・・・?

「記憶の中から 全部 消し去る事じゃないよ」
「姿 形の 思い出ばかり 追いかけていたら、
 今 足下で助けを求めている子がいても 気づかないでしょ?」 う・う・・・ん

「生まれ変わって来ても 気づかないでしょ?」 う・う・・・・・ん・・・・

コレが オバサンの ホスピスの始まり。
それからは 見つけちゃうんだな・・・弱ったネコさんを。
いや もしかしたら・・・ 猫神様の お計らいかも・・・
あそこに 行けって!

ただ 桜の花を描く度に 胸が痛むのは
あの2匹と 花見がしたかったんだよねぇ~・・・桜の木の下で・・・。
ホントに 春が 待ちどおしかったんだョ!