ウチの古伊万里はいよいよ在庫切れ近し(恐らくあとは1~2品)のようです
とりあえずあちこち探してみますが、ろくな品はないはずです。
それはさておき、今回の品は古伊万里が飾ってある棚(安物)を探したら出て来た品です
「染付菊文深皿」
一見して中期の品と判る四寸半サイズの深皿です
一応、菊文としてみましたが、中央から放射状に引かれた線が妙に印象的な品です
中央の菊の花の部分は濃みによるグラデーションが効いており、若干濃いめの発色も手伝って、なかなか魅力的です
中央に菊の花を描いただけではなく、器全体でも菊の花を表現しようとしたような、ある意味モダンな意匠かも知れませんね。
落款は一般的な「大明成化年製」、裏面の唐草繋ぎは中期の比較的に上手の品によく見られるタイプのものです。
私が購入したときは5桁の値段でしたが、近年はこれくらいの品でも4桁で売られているようです。(300年以上前の品だと思うと、複雑な気分ですね)