Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

初めて買った焼物の本

2024-05-22 23:17:25 | 古伊万里
 昔買った本を見て、思えば今から30年ちょっと前には骨董や焼物には全く興味がなかったことを思い出しました。
以前にもちょっと書いたかも知れませんが、骨董との出会いは30代になった頃、何の気なしに足を踏み入れた地元の一般向け骨董入札会でありました。
今にして思えば、この入札会の会場が行きつけのパチンコ屋さんの近くだった
これが最大の理由だったかも知れません。
その後、何故か焼物、中でも伊万里だけに対して興味が深まり、いつのまにか30年が経ったというのが現状です
さて、ワタシが初めて購入した焼物の本が↓の「やきもの蒐集入門」です(1990年初版)
この書籍はやきもの全般について紹介されているので、思えばこの本で志野や安南、さらには天目茶碗といった知識を得たものでしたが
そんな中に伊万里もあった訳です。
この書籍の最初の方に「どのように蒐めるか」というコラムがあり、今回読み返したら今更なのだが「なるほど~」と思うものがありましたので
とりあえずタイトル部分だけ紹介したいと思います。
「これなら得意をまず一つ」
「コレクター仲間を大切に」
「本や図録を活用しよう」
「良いものをいっぱい見よう」
「鑑定は土から」
ごく普通のことが書かれてはいるんですが、確かにこれが重要なのは間違いないように思います。
又、「買い方の実際」というコラムには「避けるべき買い方」がいくつか書かれており、タイトルだけ並べると、以下のような感じです。
「衝動買い」
「無知買い」
「投機買い」
さらには「貴方も一流のニセモノコレクターになれる」というコラムもあり
「ブランド物を狙う」
「伝来を尊重する」
「古そうにみえるものを蒐める」
「自分の勘を信ずる」
「約束でものを見極める」
「価格で判断する」
以上のことを守ればいくらでも立派なニセモノが入手できる、と書いてあります。

立派なニセモノコレクターの項目は微妙なものがありますが、たまに思い出すべき項目があるのは確かかも知れません。
(対価を払って「勉強」せざるを得ないのが骨董ではありますが)




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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Dr.kさんへ (酒田の人)
2024-05-23 18:21:00
これらの本は地元の本屋で購入していますので
恐らく当時、酒田の本屋で売られていた数少ない陶磁器関連の本が
この本だったのかと思います。
今ではネットで購入できるので、地方の本屋は壊滅状態ですが
本屋で探して購入するという楽しみは失われてしまいましたよね。
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ぽぽさんへ (酒田の人)
2024-05-23 18:16:12
思えば瀬戸も伊万里も九谷も判らない頃ですんで
とりあえず陶磁器全般について勉強しようと思ったのは確かですね~。
(そもそも陶器と磁器の違いも判らなかった・・・)
私の場合、早い時期に伊万里に特化されたのは、たぶん鑑定団と中島先生の影響でしょうか。
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遅生さんへ (酒田の人)
2024-05-23 18:13:22
最近は知りませんが、90年代にはこの人の本が結構出版されていましたよね~
確か古陶磁の鑑定ついてのビデオも見かけた覚えがあります。
(高いので買う気は起きませんでしたが)
久々に読み返してみると、それなりに毒気があって面白いことに気付いた次第です。
古陶磁研究家・・・、どっかの学芸員とか兼業にしないと食べられないような気がしますが
どんなものかは判りません。
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酒田の人さんへ (Dr.K)
2024-05-23 12:48:13
私は、この人の本は持っていないですね。
当時は、この種の本がいろいろと出ていましたね。
まっ、それらは、だいたい似たり寄ったりの内容ではありましたが、それぞれ、個性があって面白かったですよね(^_^)
また、随分と勉強になりましたよね(^-^*)
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Unknown (ぽぽ)
2024-05-23 11:46:47
酒田さんへ
私も古道具屋で陶器の焼き物を、最初いくつか買いました!秋田の白岩焼きや信楽だったり味のある陶器が好きでした(^^)
何故か古伊万里蒐集だけが最後に執着できるものになりましたが、古陶磁全般好きです。
それにしても何故古伊万里なのか自分でも良く分かりません笑
ニセモノコレクターの件はほぼ全て当てはまっていて( ゚д゚)こんなかんじです笑
私に関してはいつまでたっても勉強のような気がします。
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酒田の人さんへ (遅生)
2024-05-23 06:23:38
この著者の本はほとんど持っています。
ちょっとクセがあるけれど(無いと主張もない)、私にはわりとピッタリきます。
コレクションの傾向も似ているような(^^;
古陶磁研究家だそうですが、どうやって喰っていたのだろうかと思いました(^.^)
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