ワタシが骨董に興味を持ち始めたのは今から25年以上前だったように思いますが
当然のごとく骨董に対する知識などなく、ふらっと迷い込んだ地元の骨董入札会がきっかけでした。
その入札会で焼物について西も東も判らない頃に入手したのが今回の花瓶です。
高さ25cmほどのサイズの花瓶で、恐らくは近代中国の土産物だったんだろうと思われます。
この手の本歌は清朝に焼成された粉彩だと思いますが、そこは近代の工芸品、適度に雑だったりはします
首の部分ですが特徴的なピンクの釉薬が厚く塗られています
胴の部分①
胴の部分➁
胴の部分③
胴の部分④
あくまでも工芸品でしかありませんが、多彩な色絵で描かれているのは中国の陶磁器ならではでしょうか。
ちゃんとした「土産物」なので、妙な落款は入っていません。
日本人の好みから言うと、やや色絵がどぎつい感じもしますが、中国物らしい魅力はあるのかも知れませんね。
皆さん、動機はそれぞれですね。
こうして、昔手に入れたものを眺めていますと、いろんなことを思い出し、懐かしく感じますよね(^_^)
骨董は、物のコレクションだけではなく、思い出のコレクションでもありますよね(^_^)
自分の人生の軌跡でもありますよね(^-^*)
何分にも中国物も伊万里も瀬戸も判らない頃でしたから
それから焼物を勉強したことを思えば、思い出の品の筆頭にあげるべき品かも知れません。
ワタシは中国へは行ったことがないので、とにかく
「文化大革命以降、清朝以前の品は持ち出せなくなった」ということを肝に銘じて
中国物は手を出さないことにしています。
伊万里や鍋島にも中国出来と思われる贋作がはびこってますので
最近は難しくなっているように感じています。