先日、古民家の絵で人気の高い向井潤吉の画集を入手しました
画像では大きさが判らなかったので、それ程のサイズの画集ではないと思っていたんですが
34X39cmで300ページもある画集で入手してからびっくりという感じでした。
豪華本らしくこんな外箱で、状態は悪くありません
この箱を開けると青い立派な表紙が出てきます、と思ったらこれは中箱でした
中箱を開けるとこんな感じで画集が出てきます
画集には油絵と素描、そして向井潤吉自身の「民家遍歴」という紀行文が収録されています。
とりあえず油絵を確認したところ、我が山形県は2枚収録されていました
「芽ぶく山郷」
朝日町の上ノ郷地区のようです
「遠き春」
大石田町から銀山温泉へ向かう途中とのことです
これらの絵が描かれた時代にはこういった景色が普通にあったんでしょうね
ちなみに、古伊万里の師匠であるDr.kさんの茨城県も一枚収録されていました
「丘の上の家」
水郷線大子駅から4~5キロ離れた場所のようです
お世話になっている故玩館のある岐阜県も一枚ありました
「飛騨新緑」
明善寺というお寺の近くだとか
この図録、1979年の刊行で、定価はなんと43000円でした
当時のワタシの給料では絶対に買えない種類の豪華本だった訳ですが、今回入手した画集は二重箱に守られていたせいか
とても状態が良く、四十数年前のものとは思えないものでした。
誰でも描けそうで描けない何かがありますね。
写真や映像とは、うったえる力が違います。
画集の難点は、重いのと場所をとること。しかし、値段からすると、すごくお買い得ですよね。特に、ネットオークションでは思わぬ品が格安で手に入る時があります。
そんな訳で、故玩館にも大きくて重い大型本がドッサリ(^^;
郷愁といった単純なものとは違う、もっと深いものなのかも知れません。
この画集、送料込みで数千円というお値段でした
状態も良く、とってもお買い得だったんですが、やはり置き場に困るという点は問題のようです・・・
日本人の我々には訴えるものがありますね(^-^*)
我が県のものが1点載っていますか。
このような光景は、確かに、40~50年前までには何処でも見ることができましたね。懐かしいですね(^_^)
なお、「水郷線大子駅」とありますが、「水郡線大子駅」ですね。
山形県にも田麦俣というところに多層民家があり、鶴岡の致道博物館に
移築してあったのを見た覚えがあります。
「水郡線大子駅」だったんですな、教えていただきありがとうございます。