Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

新着古伊万里(色絵くらわんか五寸皿)

2024-04-19 00:05:33 | 古伊万里
 前回は小皿の図録を紹介しましたが、今回は伊万里の小皿を紹介したいと思います
「色絵くらわんか五寸皿)
色絵といっても緑と赤だけですが、この濃い発色の赤で絵付けされたインパクトのある図柄が印象的な品です
サイズのわりに手取りが重く、しかも灰色っぽい生地の品で、このあたりはいかにも、くらわんかといった感じで、お約束の釉剥ぎもみられます。
それにしても何を描こうとしたのかは判らないものの、見込み中央に赤で書かれた勢いのある文様はかなりインパクトがあるのは確かです。
この品の裏側を見ると、特長的な点として兜型の成形になっている点、そして
高台内中央に渦巻き形の窯印(?)があるのが判ります
色絵くらわんかとしては絵柄をも含め、珍しいタイプの品なのかも知れません。
実はこの品の存在は20年以上前から知っており、↓の画像は「小さな蕾」の2003年1月号に掲載されていた
「甲斐壺」というお店の広告のものです

当時このお皿が五客組でいくらで売られていたかは判りませんが、妙に印象に残った品であったのは確かです
あれから21年、一枚だけとは言え、安価に入手できたことを喜ぶべきかも知れません。



小皿・豆皿の図録

2024-04-17 23:17:47 | 古伊万里
ウチの伊万里は五寸サイズまでの小皿が圧倒的多数を占めますが、これは経済的な理由が大きいと言わざるを得ませんが
世の中には小皿や豆皿の専門コレクターも居るようですし、小皿・豆皿を中心に扱う有名業者さんもあります。
という訳で、ウチにある小皿・豆皿の図録を紹介したいと思います。
一冊目は2002年に刊行された「小皿・豆皿・小鉢 1000」です。
監修しているのは、鑑定団でもお馴染みの中島由美さんで、文様の種類ごとに整理されており、なかなか良い図録です
1000も掲載されている割にはウチにある品は2つしか掲載されておらず
鍋島の竹笹文皿

そして、帆立貝形皿だけでした

この他では、別冊太陽にも「小皿豆皿1000」という図録があり、こちらは1995年の刊行です

伊万里以外の品も掲載されていますが、こちらは大橋康二氏が「小皿に見る伊万里の変遷」というコラムを書いており
これがとても参考になります。
柴コレの図録もそうですが、こういった多数の古伊万里が掲載された図録を見ると、古伊万里蒐集という道の果てしなさを実感します。




庭の花

2024-04-14 20:20:32 | 日記
酒田周辺では桜が満開なので、見事な枝垂れ桜の木がある遊佐町の民家の近くへ行ってみましたが
さすがにまだ咲いておらず、あと10日くらいかかりそうな感じでした。
↓の画像は去年の4月16日のものですので、やはり3月が寒かったので少し遅れているようです。

という訳で、ウチの庭に咲いている花と隣家に咲いている花の画像を貼っておきます
まずはウチに咲いているツツジ(?)の花です
続いては隣家に咲いている木瓜の花ですが、思えば去年の今頃、普通なら飛んでいるはずのない黒い蝶を見たのがこの花でした。


桜点描

2024-04-12 20:43:48 | 散歩
今日の酒田は最高気温が19度ほどでとても良い天気でした
そこで桜の名所を三か所ばかり巡ってみました。
まずは、毎年行っているのに満開の時期にあたったことがない遊佐町の名所「中山河川公園」です
2~3日前に開花宣言が出たばかりなので、予想はしていたものの、やはり三分咲き程度でした
今年はいつもより満開までの時間が遅いとか

とは言え、雄大な鳥海山をバックに桜が見れる絶好のスポットなのは確かです

橋の向こう側は少しだけ開花が早いようです

続いては遊佐町の中心部を流れる八ツ面川河畔の桜です

こちらは中山河川公園と違いすでに八分咲き~満開といった感じです

左の白い建物はフルーツサンドが有名な「グリーンストア」の裏側です

ハツ面川も水の綺麗な川です

次は酒田の「手蔵田堤」の桜です

八分咲きといった感じでしょうか
ここからは田園風景の中に鳥海山がきれいに見えます

桜の中から鳥海山と言いたいところですが、イマイチでした(素人なもんで・・・)

まだ暫くは楽しめそうですが、週末はどこもエラい人出になりそうです。



桜の季節

2024-04-11 23:50:39 | 古伊万里
酒田でももうすぐ桜が満開になるようですが、古伊万里の文様としては桜はメジャーとは言えません
柴コレで見ても、梅の1/4程度しか出て来ません。
これは桜の主力品種であるソメイヨシノが全国に広まったのが幕末に近い時代だったことに関係があるのは確かでしょうか。
という訳でウチにあるたった2枚の桜が描かれた品の桜の部分だけを紹介したいと思います

まずは中期の桜花散らし文の六寸皿です

桜の花の文様自体は大雑把ですが、散らし方に魅力のある品です
続いては平戸で、恐らくは明治時代の品で、「桜川の図」七寸皿です

平戸らしい白い土に明るい染付の発色が美しい品ですが、桜の花が流れに散る姿はまさに日本人の美学みたいなものでしょうか。