ネコはどうしてわがままか (新潮文庫) 価格:¥ 420(税込) 発売日:2008-05-28 |
日高先生の動物エッセイ。あとがきをジャズピアニストの山下洋輔が書いていて、日高先生の奥様が女優だとか、先生が「科学は芸術でなければならない」とおっしゃってるとか。なるほどねえ。先生の文章はとても理系バカの文章とは思えない。気のきいた作家だって、このくらいの長さでこんなふうに学問的な内容をおもしろおかしく書くのは大変だと思う。芸術に対する造詣が深いからなのね。。。納得。
動物ものが好きでよく読むので、内容的にはそんなにびっくりするものはもうないけれど、いつも思うのは、こんなお仕事、楽しそう!!ということ。
子どもにもおススメしたところ、どじょうのところを読んでいたので「ウチのどじょうは金魚の餌をぱくぱく食べてて、全然神秘的だなんて思わないよねえ?生物学者なのにそんなこと知らないのかしら?」と言ったら「あのね、よく読んでよ。野性のどじょうが何を食べているかを調べたかったんだよ!かあさん、読解力ないね」。。。とほほ。