神去なあなあ日常 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2009-05 |
神去なあなあ日常 三浦しをん
勉強がきらいな高校生、勇気は、卒業後はフリーターにでもなるかと思っていたのに、担任の熊やんと母親の陰謀?により神去山で林業研修をうけることに。
携帯の電池は捨てられ、逃げようにも足がない山奥で、最初は「なんでこんな目に!」と嘆いていた都会っ子の勇気が、1年間の研修やら村の祭りやら行事もろもろを経て、たくましく森の男になっていく成長物語、、、と書くと、なんだか文部省ご推薦みたいだけど、そこは三浦しをん。1級のエンタメ小説です。
特に大祭の部分の描写は、ものすごいスピード感で、一気に、息を止めて読んでしまいます。
もし大金持ちだったら、六本木ヒルズなんかには絶対住みたくない。山と海に別荘を持って、自然の中で暮らしたい~と思っている私には、神去の自然描写がたまらない。こんな自然の中で、どっぷり地元の濃い人間関係の中に浸ったら、都会育ちのヤワなお兄ちゃんも変われるのかも。。。
超オススメ!!