なんだかバタバタして更新できずにいたら1ヶ月近く経ってしまった。
吉祥寺のムクにて、チェロライブがあったので行ってきました。
演奏は堀江牧生くん。20歳。東京音大在学中で9月からモスクワに留学するらしい。
お父さんの堀江政生くんは大阪のテレビアナウンサーで、今交換留学??で東京の朝日新聞の政治記者をしているのだが、小学校中学校の同窓生。同じ学年。去年の忘年会@ムクで卒業以来の再会をしたのですがお互いに「はじめまして~」。だってなんだか印象が変わってしまったのだもの。東京にいた時は醤油系だった気がするのだが、大阪へ行ってコテコテソース系に。。。
で、ご子息の牧生君は、醤油系。ちょっと細すぎる気もするけど、やっぱり息子の方がイケメンです。
この牧生君がすごい。3歳からロシア人にチェロを習っていて、国際的なコンクルでも優勝しちゃっていて、大阪では大きなホールでリサイタルやっちゃうというチェロのホープ。
この日の演目はバッハに始まり、コダーイという近代の作曲家のもの。音大の先輩のバイオリニストも来て(ごめん、名前忘れちゃった。いいキャラだったのに。)デュオも。
バッハのシャコンヌはバイオリンで知っているけれど、バッハのイメージが覆った!!なんなの?この激しさは?こんな激しい曲だったっけ?まるで追いつめられた犯人の逃走劇のような、、、。それでもバッハはまだなじみがありましたが、コダーイという人の音楽は初めて聴きました。なんだか祭り囃子のような???
なんでもハンガリーという国は、アジアに近くて、民族音楽的には5音階しかない日本や沖縄に近い音階らしい。で、このコダーイという方がハンガリー音楽界の柳田邦男というか、民族音楽学者というらしいのだが、地元の失われつつある音楽を収集していた方だそうで。なのでなんとも摩訶不思議ワールド。
どうも近代になるとわからなくなるんですよね。以前友人のお嬢様が同じくハンガリーの近代作曲家バルトークのピアノ曲を弾いたのを聴いた時も、なんじゃこれは??って感じだったのだけど。。。
コダーイがチェロの実験的に作曲したと言う曲は(曲目も忘れた。。。涙)、チェロってこんな?という感じで面白かった。こんな高い音、ビオラに任せた方がいいんじゃないか?というような高い音とか、弓を使わずにギターのようにかきならしたり。意味不明だけど楽しかったですね。
しかし小さなお店で生で、5mくらいしか離れていないところでの演奏を聴くというのはなかなかない機会ですから、大変面白く、興奮いたしました。
約1時間の演奏の後は通常営業での飲み会。興が乗ったところでの即興演奏も楽しかったデスよ。13曲?のメドレーはクラシックからジブリ、歌謡曲まで。次々に現れるおなじみのメロディが、「うまくつないでるなあ」という感じで。つなぎに感心!ピアニスターヒロシやアキラさんに通じる面白さデシタ。(アキラさんといえば、NHK BSのどれみふぁワンダーランド楽しいよ♪)
↑即興演奏中
9月にモスクワへ行ってしまうということはしばらくライブは聴けないので残念ですね。海外でのだめのように大きくはばたいて帰って来て欲しいものです。
おばさんは応援しちゃうよん♪
そういえば「船に乗れ!」もチェロ。。。早く2巻来ないかな?