Sakita Blog

1級建築士事務所Sakita Space Design主宰
崎田由紀のブログ。

2019アメリカ旅行 その9 ロサンゼルス3日目 前半

2019-11-12 13:38:52 | 旅行記

3日目はまず朝イチの、誰もいなさそうな時間にチャイニーズシアターの手形を見に行きました。あんまり早いとチェーンしてあって入れないようで、ちょうどチェーンを外しに来てくれるそのタイミングで見ることができました。


Hollywood/Highland 駅から1駅先のHollywood/Vine駅で下車。この駅は綺麗でびっくり。
有名なスターの壁画を見に行くかどうか悩んだけど、今日は盛りだくさんなので断念。てくてく歩いてEmarson College Los Angelsを見に行きました。

MORPHOSIS設計の大学です。

受付のおじさまに、中は見れないのですか?と尋ねると、10:00から無料の建築ツアーがあるから、それに申し込めば見れるよ、と言われたのですが、ここからホリホックハウスに行くのにどのくらいかかるのかな?と不安になり、断念。外観だけ撮影しました。
今回内部断念が多いので、また、ゆっくり滞在したいですね。

2番のバスに乗ってSunset/Edgemontで降りて、大きな病院の前を登って行くと、グーグル先生が、病院の間を登って行けと。???と思いながら言われた通りに進むと、、、公園は見えるのですが、入れない、、、
仕方なく、さらにどんどん進んで行くと、なんだか寂しい通りでちょっと怖い。ぐるーっと北側まで回って、ようやく公園の入り口に。かなり坂を登りました。公園の中も小高い坂。すごい運動だわ、、、
登るとこんな景色が。

ロサンゼルス初日に訪れたグリフィス天文台とハリウッドサインがよく見えます。
開館は11:00だったので、迷った割に1時間も早く到着してしまった。こんなことなエマーソンカレッジ見ておけばよかったかしら?でも10時から見たら1時間くらいかかって、そこから移動したら、、、やはり断念して正解でしょう。
まずはぐるーっと外観を見て回ることにしました。


タチアオイモチーフ

フランク・ロイド・ライト設計のホリホックハウス(タチアオイの家)です。
実は今年、2019年に、フランク・ロイド・ライトの建築群8つが世界遺産に登録されたのですが、そのひとつがこのホリホックハウスです。ちょうど、日本の帝国ホテルを設計していたころと同時期に設計されていたこの邸宅は、マヤリバイバル様式と呼ばれる、マヤ文明にインスパイアされた建築です。シンドラーが実質的に設計したとも言われています。このホリホックハウスの施主、アリーヌ・バーンズダールさんはホリホック(タチアオイ)というお花が好きだったそうで、建物のいたるところにタチアオイをモチーフにしてた文様が施されています。夏に行けば、本物のタチアオイもたくさん咲いているそうです。(最後の写真に2−3本ひょろひょろと写っている背の高い草がタチアオイですね)
ここではまず別棟の受付に行って、入場料を払います。お庭の解説ツアー付きというのもあるのですが、セルフガイドツアー$7に申し込みました。邸宅の入り口でシューズカバーを受け取り、靴の上に履いて、中に。内部は残念ながら撮影禁止です。内部が素晴らしいんですけどね!!写真と図面と解説のついたガイドブックを貸していただいて、それを読みながら中を楽しみました。
アリーヌさんは、石油を相続した大富豪だそうで、仲間のアーティストが集えるような場所をということでここを依頼したようですが、結局ここには一度も住まなかったとか!びっくりですね。
ライトの設計もとても日本的です。水平を強調したデザイン。和風の屏風やテーブルクロスが帯だったり。天井も、低いところと高いところがあり、ダイナミックな空間構成になっています。
キッチンはその後なんかのイベントで使われたとかで、そこだけ新しいものだそうです。
照明はほとんどなく、全ての部屋に窓が大きく作られていて、外部と内部が融合した素敵な建物でした。 
見学が終わると駐車場でUberを呼び、Getty Centerへ。

 



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