丹下健三設計、1963年竣工の東京カテドラル聖マリア大聖堂の大改修が終了し、記念展とマルチメディア空間パフォーマンスをやるというご案内を、林雅子賞の会場で河内さんにいただいたので、行ってまいりました。
ちょうどNHKのハイビジョン特集で丹下健三特集を見たばかり。
以前は丹下健三は、都庁のイメージがあって好きになれなかったのですが、この番組を見て、香川県庁舎、広島平和祈念公園、代々木体育館、東京カテドラル、の素晴らしさにあらためて感動していたので、是非、カテドラルの中へ入ってみたいと思っていたところでした。
カテドラルはHPシェル構造です。こんな斬新な形を、45年前に実現していたというのは、やっぱりすごい。
記念展では、地下の礼拝堂で建設記録の展示を見ることが出来ました。コンクリートの型枠を作るときの苦心の様子など、大成建設の方々のご苦労もかいま見ることが出来ましたし、当時としては日本最大のパイプオルガンをイタリアから輸入して、組み立てる様子等の写真も見れました。
また丹下健三さんのお墓を見ることができ、NHKの番組で見た磯崎新さんの弔辞も展示されていました。
夜景モードで撮影したのですが、三脚を持って行かなかったので手ぶれで残念。
これは4つのウイングが合わさる天頂部の内部写真です。トップライトも修復されたようですが、夕方だったため、それほど天窓の明るさは感じませんでした。
壁がうねりながら上昇し、天頂に浮かぶクロス(十字)に向かって収束する様子がお分かりいただけるでしょうか?古典的な教会とは全く異なる内装ですが、ゴシック教会が天へ、天へ、と塔を高く積み上げて行ったのと同じ、宗教的で圧倒的な迫力を感じます。
これがLED照明です。コンピュータ管理によってさまざまな光の演出が可能です。
建築自体のもつ曲線の魅力を、照明がひきたてています。
さまざまに変化しながらうねる壁を伝って天へ昇る光の色たち。
パイプオルガンの演奏と呼応して幻想的な空間を作り出します。
パイプオルガンの音は
暗くてわかりずらいのですが、これが巨大なパイプオルガンです。
教会の向かい側にある鐘塔です。ねじれながら上昇しつつ細くなって行く形の面白さ。