コロの思い出

スーパーの帰り、可愛い犬が散歩していました。



名前はマロンちゃんで歳は９歳だそうです。

顔の割に小さい耳が立っていて可愛いく、後ろ姿もポコポコしていて愛嬌が有りました。


私も昔、犬を飼っていました。

中学３年に進級の時、父が定年で宇都宮に引っ越す事になり、

私は足尾から宇都宮に転校するのが嫌で、

犬を飼ってくれる条件で引っ越しして来ました。

丁度、家を建ててくれた大工さんの犬が仔犬を産み、

その仔犬をもらいました。

雑種で白の小型犬、名前はコロと名付け、学校から帰ると近くのジャリ山で遊びました。

私が近所の犬の名前を呼ぶと、焼き持ちを焼いて吠えていました。

歌を歌うとウゥー、ウゥーとコロも遠吠えのような鳴き声で、

歌ってくれ、私に懐いてくれました。

コロが３歳頃、毛が抜け、弱って死にました。

今のように、動物病院が有りませんでした。

その時、こんなに悲しい思いをするんだったら、

犬は絶対飼わないと心に決めました。