危機一髪？

先日、
ダーが水曜日の午後から金曜日まで休みだというので、
「二人で旅に出よう、トスカーナに行こう」
……とは言わなかったけど、
「たまにどこか遠出しない？」と言うので、
Ｍは、まだ北海道新幹線を生で見たことがなかったので、
「北斗市の駅に行きたい」
ってことで、水曜日の午後から１泊２日で函館へ。

本当は金曜日まで２泊３日で、のんびり道南を観光したかったけど、
金曜日の午前中は、Ｍの病院の予約が入っていたので、
木曜日の夜に札幌に着く予定で、ふらっと旅に出た。

泊ったホテルは函館朝市のすぐそば。
夜ごはん、どこに食べに行く？　ということになり、
外に出て探すつもりが、寒かったのでつい近くの居酒屋に入った。
ところがなんと、その居酒屋は完璧に観光客料金。
まあ～～～、ビックリするほどお高いこと……。
ま、何事も経験ってことデ。

翌朝は、朝市の食堂で朝食。
これはもう大満足の食事だった。
ふたりともご機嫌でホテルを後にして北斗駅へ。

ところが、標識がどうにもアヤシク、田舎道をグルグル回ることに。
結局、スタンドで給油がてら道をきくと、まるきり反対方向に来ていたらしい。
やっとのことで、北斗駅について新幹線を見たけど、
駅にたどり着くまでに、やたら時間がかかったので二人のテンションはガタ落ち。

その後、そろそろ帰ろうかということで、
１時半頃に北斗駅を後にした。
行きと帰りは同じ道を通りたがらないダーは、
「帰りは日本海側を通って帰ろう」と言うので、運転手にお任せのＭ。

そして、海を見ながら１時間くらい走ったところで、
例の警報が鳴ったのデあった。
そう、緊急地震速報。
もうビックリポン。
「海や川に近づかないでください」とか
「津波の危険があるかもしれないので海や川沿いにいる人は今スグ離れて」とか
ラジオでそんなこと言ってるし。
そう言われても、海沿いの１本道を走ってるのにどうすりゃいいのよさ？

とりあえず、ハザードランプをつけて路肩に寄せて車を停め、
高台に続く細い道を見つけたので、万が一があったときは
ソッチ方面に車を走らせたら良さそうだという結論に至る。
が、
後続車は次々とＭ達を追い越し、海沿いの道を走りぬけて行く。
……マジか？？　命知らずの危険なカウボーイ？？（って何だ？）

震源地が内浦湾だというので、とりあえずホッとしつつも、
緊急地震速報が鳴らなければ、
地震があったことさえ気づかなかったワケで。
ただ、余震がどの程度なのかわからないために、
Ｍ達はビビりながら日本海沿いを走り続けたスよ。

ダーが日本海側を選択したのは正解だったっぽい。
高速で帰っていたら、途中でおろされていたはず。
しかも、まだぐずぐず北斗駅にいたら地震に遭っていた。
震度３以上を経験したことのないＭ達なので、
とにかく大きな揺れは経験したくないと願いつつ、
なんとか無事、札幌に戻って来たのデあった。

……ふぅ。
危機一髪だったような……。