秋田森のテラスの旅、第三章。
いざ
森の中へ。
*
「勝手知ったる」かのごとく
なんら迷うこと無く 道なき道を 突き進む
でかチワワ。
本能のチカラか
誰よりも先に 分け入って行く
自分より先に立ってぐんぐん この森を進んで行けるやつぁ
そうそう居ないぞ、凄いな、チワワ。
人間とは別のモノを感知しているという、犬の本能。
自然の中で目覚める、アニマルの本能たるものの 凄さ。
*
鬱蒼と茂って
「ジュラシック・パーク」と化した 森の中。
かいくぐってゆくと
「森のテラス」が現れます。
ヨガ教室や 舞踏のステージ 三味線と箏のコンサート
いろんな舞台になった テラス。
杉の ひたむきに真っ直ぐ伸びる木立に
すっぽり包まれる 静けさ。
他所ではなかなか体験出来ない
静けさ。
本能がうずくのか
先を急ぐ ジュラシック・チワワ。
森の中の池に
ボチャリング。やっぱり水が好き。
杉の森。
下にはシダ。そして
ミズバショウ。
水芭蕉
Lysichiton camtschatcense
サトイモ科ミズバショウ属 日本原種
英名:Asian skunk cabbage(アジアのスカンクのキャベツ)
葉っぱをちぎるとスカンクのおならのようなイヤなにおいがする というので
そんな名前が付けられた、日本原種の多年草。湿原といえば、これ。
キャベツどころでない、どでかい葉っぱ。
*
ミズバショウの森を抜け
山道を登って行くと
「ナラの広場」に到着。
86歳の老紳士が一人で作り上げた「雨宿り小屋」や「ベンチ」があります。
(雨宿り小屋 photo by baboo )
ここでは
杉の黒々しさが 途切れて、
一転、明るめ。
ミズナラを中心に モミジやホオノキなどの雑木(落葉広葉樹)たちが
空間を包んでいます。
落葉もたくさん。ひこばえも たくさん。
この「ナラの広場」までが、
30分の ”かんたん散策コース”。
ここから更に ぐる~っと山の嶺をめぐる、長ーい「雑木林のさんぽみち」が
続きます。
が、
ここで下山。
*
そして
もうひとつのテラス、
「谷のテラス」。 ( photo by baboo )
もともと棚田だった、水うるおう谷の すそに、
あります。
日の沈む谷。棚田の谷。
この谷こそ、
ホタルの湧く谷。
この夜 待ち受ける 最大のイベントにして
この強行突破ツアーの、主目的の要:
「ホタルを見る」。
その舞台が、ここなのです。
たくさん現れるかな。
*
と いう期待をよそに
夕立が。本気の土砂降りが。
;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;
不安が じわじわ。。。
*
されど 旅は段取りよく進めましょう。
レッツ・温泉へ ゴー!
いつも行きたい「杣(そま)温泉」。
山奥深くの秘湯。
源泉掛け流しの、あふれるがままの、
とっても良い、熱いお湯。なのに400円。
とっても山奥深くにある秘湯。でも、
森テラから車で 15分で行けます。
露天風呂。(混浴)
内湯と離れて 外にあるので、
内湯に浸かった後に、いちいちまた服着たりするの、面倒!
と、
タオルをザックリ巻いて 飛び出す&駆け込む人も、ちらり居られます。
*
杣温泉の帰り道は
雨がやんで
( photo by baboo )
白く霧立つ 山並みに
黄昏の まぶしく光る
夕暮れ時。
(photo by canaway )
火照ったからだに
雨上がりに立ち上る霧の白 そのもののような
さっぱり清水で洗い流されたような きれいな
新しい風を、
黄昏の光と一緒に、たっぷり浴びて。
おあつらえ向きに、雨も止んだ。
いよいよ
ホタルへの期待が高まります。
*
そんな まっさらな爽快感を
いっぺんに覆す:
バーベキューの煙の、いぶり。
(photo by baboo)
八郎潟から馳せ参じた不思議ダンサー:fukiさんも加わって、
あっという間に いぶされちゃう。
でも、良い。
キャンドルと炎だけの、真っ暗な夜。
(photo by baboo)
ぜいたくな夜。
*
と、
あやうく忘れるとこだった
この旅のメイン:ホタル。
外に出てみると
(photo by baboo)
居た!
ちらっ. ほら.. 。
あ ちら から.
ちら, ほら. .. .
. . . . .
こ ちら. から,
ちら. . . ほら, . ..
. .. . . .
. . . .
ふわ ふわ。
するりと すりぬけて
闇に消えた。
*
残念ながら、あの土砂降りのせいか、時季がちょっとずれちゃったのか、
去年ほどに溢れ返る様は見られなかったけど、
だだっぴろい、そこはかとなく怖い夜の庭を
月明かりだけを頼りに
ホタルの小さな小さな点を 求めて 追いかけて
おそるおそる駆け巡るのも、
面白いものでした。
* * *
旅は まだまだ続きます!
次回は
「滝」です!
第4章:滝とカフェ
いざ
森の中へ。
*
「勝手知ったる」かのごとく
なんら迷うこと無く 道なき道を 突き進む
でかチワワ。
本能のチカラか
誰よりも先に 分け入って行く
自分より先に立ってぐんぐん この森を進んで行けるやつぁ
そうそう居ないぞ、凄いな、チワワ。
人間とは別のモノを感知しているという、犬の本能。
自然の中で目覚める、アニマルの本能たるものの 凄さ。
*
鬱蒼と茂って
「ジュラシック・パーク」と化した 森の中。
かいくぐってゆくと
「森のテラス」が現れます。
ヨガ教室や 舞踏のステージ 三味線と箏のコンサート
いろんな舞台になった テラス。
杉の ひたむきに真っ直ぐ伸びる木立に
すっぽり包まれる 静けさ。
他所ではなかなか体験出来ない
静けさ。
本能がうずくのか
先を急ぐ ジュラシック・チワワ。
森の中の池に
ボチャリング。やっぱり水が好き。
杉の森。
下にはシダ。そして
ミズバショウ。
水芭蕉
Lysichiton camtschatcense
サトイモ科ミズバショウ属 日本原種
英名:Asian skunk cabbage(アジアのスカンクのキャベツ)
葉っぱをちぎるとスカンクのおならのようなイヤなにおいがする というので
そんな名前が付けられた、日本原種の多年草。湿原といえば、これ。
キャベツどころでない、どでかい葉っぱ。
*
ミズバショウの森を抜け
山道を登って行くと
「ナラの広場」に到着。
86歳の老紳士が一人で作り上げた「雨宿り小屋」や「ベンチ」があります。
(雨宿り小屋 photo by baboo )
ここでは
杉の黒々しさが 途切れて、
一転、明るめ。
ミズナラを中心に モミジやホオノキなどの雑木(落葉広葉樹)たちが
空間を包んでいます。
落葉もたくさん。ひこばえも たくさん。
この「ナラの広場」までが、
30分の ”かんたん散策コース”。
ここから更に ぐる~っと山の嶺をめぐる、長ーい「雑木林のさんぽみち」が
続きます。
が、
ここで下山。
*
そして
もうひとつのテラス、
「谷のテラス」。 ( photo by baboo )
もともと棚田だった、水うるおう谷の すそに、
あります。
日の沈む谷。棚田の谷。
この谷こそ、
ホタルの湧く谷。
この夜 待ち受ける 最大のイベントにして
この強行突破ツアーの、主目的の要:
「ホタルを見る」。
その舞台が、ここなのです。
たくさん現れるかな。
*
と いう期待をよそに
夕立が。本気の土砂降りが。
;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;
不安が じわじわ。。。
*
されど 旅は段取りよく進めましょう。
レッツ・温泉へ ゴー!
いつも行きたい「杣(そま)温泉」。
山奥深くの秘湯。
源泉掛け流しの、あふれるがままの、
とっても良い、熱いお湯。なのに400円。
とっても山奥深くにある秘湯。でも、
森テラから車で 15分で行けます。
露天風呂。(混浴)
内湯と離れて 外にあるので、
内湯に浸かった後に、いちいちまた服着たりするの、面倒!
と、
タオルをザックリ巻いて 飛び出す&駆け込む人も、ちらり居られます。
*
杣温泉の帰り道は
雨がやんで
( photo by baboo )
白く霧立つ 山並みに
黄昏の まぶしく光る
夕暮れ時。
(photo by canaway )
火照ったからだに
雨上がりに立ち上る霧の白 そのもののような
さっぱり清水で洗い流されたような きれいな
新しい風を、
黄昏の光と一緒に、たっぷり浴びて。
おあつらえ向きに、雨も止んだ。
いよいよ
ホタルへの期待が高まります。
*
そんな まっさらな爽快感を
いっぺんに覆す:
バーベキューの煙の、いぶり。
(photo by baboo)
八郎潟から馳せ参じた不思議ダンサー:fukiさんも加わって、
あっという間に いぶされちゃう。
でも、良い。
キャンドルと炎だけの、真っ暗な夜。
(photo by baboo)
ぜいたくな夜。
*
と、
あやうく忘れるとこだった
この旅のメイン:ホタル。
外に出てみると
(photo by baboo)
居た!
ちらっ. ほら.. 。
あ ちら から.
ちら, ほら. .. .
. . . . .
こ ちら. から,
ちら. . . ほら, . ..
. .. . . .
. . . .
ふわ ふわ。
するりと すりぬけて
闇に消えた。
*
残念ながら、あの土砂降りのせいか、時季がちょっとずれちゃったのか、
去年ほどに溢れ返る様は見られなかったけど、
だだっぴろい、そこはかとなく怖い夜の庭を
月明かりだけを頼りに
ホタルの小さな小さな点を 求めて 追いかけて
おそるおそる駆け巡るのも、
面白いものでした。
* * *
旅は まだまだ続きます!
次回は
「滝」です!
第4章:滝とカフェ