歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

今日も良い風が吹いてる

2011年08月26日 | 徒然 -tzure-zure-
4畳半の我が家に 最凶の使徒:ダニエルが襲来しまして。

という、

なんとも しょうもないネタで まさかの更新ストップ、

以来です。

久しぶり!ご無沙汰!お待たせ!






なんか、先週まで妙にどよんとした停滞感があって、
急に雨が降って、「そこまではまだちょっと」っていうくらい寒くなって、
ちょっと体調崩したりして、
なにやら大変だったけど、


新しいMac Book Proも届いたし、

今週は、なにやら元気です!



ただ、
うすうす予感していたけれど。

私の全ての写真および音楽データを一手に格納していた外付けHDDが
「修復不能状態」だと、やっと明らかになりました。

ニューMacにつなげて、やっと明らかになりました。

無念というか、、、もう、、。


 死~~~---・・・・ん・・。



、、みたいな。



でもだいぶ前に覚悟していたせいか、

来るときが来たなと、
静かなる諦めの境地です。


この大きな損失の代わりに、きっとちゃんと何か、大きなプレゼントが
用意されているはず!

っていう前向きな気持ちで。


今はとりあえず、こつこつ、少しずつ、

売り払わずに手元に残しておいたCDを、地道に入れ直しています。








そんなこんなで、

元気っちゃ元気です。



というのも、

ここのところ、良い風が吹いている。







気候って、

人の(というか動物としてのヒトの)心身の調子に多分に影響している!
と、

ここのところ、確信して。



 ・外が晴れてるか、雨が降ってるか。

 ・明るい?暗い?

 ・気温は何度か、湿度は如何か。

 ・低気圧?高気圧?

 ・今日は揺れた?


と、
かなり影響を及ぼしていると思うのです。

どんなに空調をしっかり効かせた室内でがっつり生活しているヒトの場合であろうと


・外に心地よい風が吹いていて、
・適当にあたたかで(汗が垂れない程度)
・涼しくもあり(半そででもいける程度)、
・気温がどうやら27度くらいだと、

精神的に、調子が良い。

肉体的にも、体が軽い。


ここのところ。


丁度良い涼しさの風と、光りを
身に受けて、

空の水色が見えて、

雲の白が美味しそうにふくれていて、

時折雨がざっと降ってくれて、

たっぷり水を呑んだ花が、まっすぐに芯を立てながらもしなやかに揺れて、

またつぼみが膨れて、


そしてまた、

風がするりと通っていく。


そうして、

一日が淡々と、廻ってゆく。






その中を、

夕暮れすぎた光りの点る雲の曇ったグレイを背に、

自転車で、汗をかかない程度に、ゆるりと走っていくと。


「ああ、今日も 良い風が吹いてたなあ。」




と、
しみじみ想う。


良い一日だったなー、と、嬉しくなったりする。

忙しさとか、それによって渦巻き返す怒涛の 焦りのループを、

ふと 忘れる、

その 束の間。










雨の気まぐれが 嬉しく、



風の落ち着いた調子や、たまに暴れて遊んでいる感じが 嬉しく、


光りの、ずいぶん優しくなった熱の加減が 嬉しく、


ああ過ごしやすくて良かった、今日も、昨日も、おとといも。

なんて想いつつ。


もしやこれは、と、

はっと気づく。


「どんどん 夏がお仕舞いに向かっていますよ。」の、

サインだということに。








そういえば、

梅雨は前倒し、
6月が 8月の最中のようで、
7月には 9月のような寒さが来たりして、
8月に来た本格的な猛暑も、やけにあっという間に。

妙に「早送り」だったような気がします。


あまりにも唐突な季節の移り変わり方。

しかし

その境界線は、
今年はずいぶん唐突なようで やっぱりやわらかく、淡くて。
それは多分、いつもどおり。


心地よくやわらかい風と雨に、うっとり翻弄されているうちに、

毎日の天気に一喜一憂したり、暑さにのぼせたりしているうちに、

危うく見過ごしてしまいそうな。

そんな めまぐるしさだったような。今年の夏は。


まあ、色々あったからなあ。

やるべきことや考えるべきことは、多分ずっと増えたし。



季節や時間の移り変わりの速さは、結局のところ、
それを感じる主体であるその人自身の心境に因るんだろう。


忙しければ「足りない!」と感じるし、
ひまならば「ゆっくりしてる」と感じるし。


時間は淡々と 「我関せず」と、
ただ同じリズムで流れ、

どこをぶ厚く、どこを薄く感じ取るかは、
つまるところ、
それぞれのヒト次第で。





で、

今年の夏の
こんな終わりの速度を、

「しっかり噛み締めとかないと、」

と、

少し、切なくなったり。


この、「切ない」という単語もちょっと違うかもしれないけど、

なんとも言えない、、



、って言ったら負けな気がするから あえて言うと、


じりじりと迫る寂しさに対峙して黙ってじっとこらえるけどそれは痩せ我慢なのでちょっと虚しい感じがある、そんなうら哀しさを湛えたような、

しんみり感。



う~~む、、だめか。



とにかく、

ぎりぎり嫌いではないけれど、平気でやり過ごすくらい泰然と構えても居られない
程度に、ちょっと苦手な、


夏の終わりの、この、
薄まってゆく青い水色がゆっくり濁りかけてゆく浅い静けさの、

胸の奥に じんわりと、刺さる感じ。











copyright (c)

Copyright (c) 2009-NOW "uta-niwa" <by ngch-zoen> All Rights Reserved.