最近、
カモが増えて居る。
いつも通る池の汀。
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あら可愛いなと、ほっこりする。
まるまると肥えたカモが。
美味しそうにふくらんだ肉が、こんなにたくさん。
朝日を浴びて、まったりしている。
のんびり。安穏としている。
、、ように、見える。
ほんとのところは、わからない。
彼らは内心すこぶるビクビクしているのかもしれない。
寝てるふりして、いつでも飛んで逃げられる構えなのかもしれない。
ふわりと揺れる葦の影にさえ、いちいち戦々恐々としているのかもしれない。
*
折々、
いろんな人が、行き交う。
カモたちに ちらり目を遣りこそすれ、近付いたりはしない。
なぜなら、
そこに「池は 立入り禁止」のロープがあるから。
なぜなら、
通勤中で急いでいて、それどころではないから。
なぜなら、
「自分のことで忙しい」から。
人間は、そのまま速やかに去る。
なんら危害を及ぼす気も無く。
*
だから、
カモたちは、存分に、まったりしていられる。
行き交う無難な人間たちに、目もくれず。
幾度も近づいてくる足音にも、まったく動じず。
カモたちは、風船みたいにふくらんだ体を地面にぶにゅんと付けて、
まるまる肥えた身体をさらに丸まらせて、
の~んびり、まどろんでいる。
ちりひとつ飛んでいない、キレイに澄み切った空の下に。
からり乾いた秋の朝陽が よ~く当たる場所に、ひしめきあうように居並んで、
うとうと、と。まどろんで居る。
無防備のまま、
まどろんで居られる。
つまり、
ここのカモたちは、安心しきっている。
「とって食われるようなことは無い」と。
、、、と いうふうに、見える。
*
秋の空気は水色に澄み切っていて、
綺麗で、
静かで、
チリひとつ、無い。
今まで幾度も巡って行った秋と、何ら変わらない。
、、、と いうふうに、見える?
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*
この国は "平和" だなと、思う。
つくづく。
*
カモが増えて居る。
いつも通る池の汀。
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あら可愛いなと、ほっこりする。
まるまると肥えたカモが。
美味しそうにふくらんだ肉が、こんなにたくさん。
朝日を浴びて、まったりしている。
のんびり。安穏としている。
、、ように、見える。
ほんとのところは、わからない。
彼らは内心すこぶるビクビクしているのかもしれない。
寝てるふりして、いつでも飛んで逃げられる構えなのかもしれない。
ふわりと揺れる葦の影にさえ、いちいち戦々恐々としているのかもしれない。
*
折々、
いろんな人が、行き交う。
カモたちに ちらり目を遣りこそすれ、近付いたりはしない。
なぜなら、
そこに「池は 立入り禁止」のロープがあるから。
なぜなら、
通勤中で急いでいて、それどころではないから。
なぜなら、
「自分のことで忙しい」から。
人間は、そのまま速やかに去る。
なんら危害を及ぼす気も無く。
*
だから、
カモたちは、存分に、まったりしていられる。
行き交う無難な人間たちに、目もくれず。
幾度も近づいてくる足音にも、まったく動じず。
カモたちは、風船みたいにふくらんだ体を地面にぶにゅんと付けて、
まるまる肥えた身体をさらに丸まらせて、
の~んびり、まどろんでいる。
ちりひとつ飛んでいない、キレイに澄み切った空の下に。
からり乾いた秋の朝陽が よ~く当たる場所に、ひしめきあうように居並んで、
うとうと、と。まどろんで居る。
無防備のまま、
まどろんで居られる。
つまり、
ここのカモたちは、安心しきっている。
「とって食われるようなことは無い」と。
、、、と いうふうに、見える。
*
秋の空気は水色に澄み切っていて、
綺麗で、
静かで、
チリひとつ、無い。
今まで幾度も巡って行った秋と、何ら変わらない。
、、、と いうふうに、見える?
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*
この国は "平和" だなと、思う。
つくづく。
*