ガンダーラ美術にあこがれていたのペシャワールの古物商の周りをよく歩いてました。
首をもがれ、目をえぐられたガンダーラ仏像がバケツの中転がって2万円ぐらいの値がついていました。パキスタンで200ドルは大金ですよね。乱雑に扱っていても日本人なら高値で買うとよんでいるのかな?
ペシャワールはカニシカ大王が仏教の学都にしようとした都市で、第二のイスタンブールといった風の東西交通の中心となる可能性のある町でした。治安の乱れた町になるのを見るとさびしいですね。今回の事件でまたまたイメージ悪くなったでしょうし。
このカニシカ大王は開明君主であるももの、叔父または父を殺してクーデターによって権力を握り、時には大量虐殺も辞さないという豪腕政治家であり、同時にローマの政治をまねたような部分もある小説のモデルとしても面白そうな人です。
ペシャワールにはアフガニスタンの難民が屋台を開いていて、どちらかというと彼らとの方が友達になりやすかったです。日本人のソース系の人に似ている人が結構いて、藤岡弘顔・草刈正雄顔・吉村作治顔・津川雅彦顔・川谷拓三顔の人とかチェックしていました。DNAの旅は分析するとおもしろいでしょうね。