サンショさんとポンコちゃん

縁あって始まった、猫との“一人一匹三脚”。
手を携え合って暮らしていくのだが…。

物語。ショートショート。

2020年03月03日 00時59分57秒 | ポンコちゃん


 昨晩サンショさんは、いつものようにポンちゃんと猫じゃらし遊びをしました。と言ってっも遊ぶのはもっぱらポンちゃんで、サンショさんはそのお手伝いです。サンショさんは、少しも楽しくありません。
 それでもポンちゃんが楽しいならと、力を振り絞ってじゃらし棒を振り続けましたが、ポンちゃんは、すぐに散漫になり、途中でカリカリを食べたり、爪研ぎをしたり、果てはトイレまで…。
 その間も、サンショさんが休むことは許されません。少しでも手を抜こうものなら、どこかから、「んなーっ」と、叱られます。
 この遊びは、ポンちゃんが納得するか、電池切れ(疲れる)になるまで続きます。充電もかなわないサンショさんは、ソーラーにバージョンアップ済みです。
 猫じゃらしはただの目標であって、じゃれて遊ぶのではなく、家を縦横無尽に走り回り、猫じゃらしを尻目に椅子に駆け上り、ジャンプ。そして前走力。この遊びに猫じゃらしが必要なのか? なんて考えてはいけません。サンショさんも参加することに意味があるのです。
 だったら追い掛け回してやろうか! 泥棒と巡査ごっこは如何でしょうかねえ、ポンちゃん。

 ポ「これ↑は何ですか?」。
 サ「物語です」。
 ポ「ふーん。そですか? なんかポンちゃんが悪役のような気がします」。
 サ「気のせいです。仲良く遊ぶポンちゃんとサンショさんのお話です」。
 ポ「それで、何というお話なのですか?」。
 サ「タイトルは『意地悪な猫』です」。









「とちにゃん」さんの活動に興味を持たれた方も、お読みください。
 https://ameblo.jp/sakura-9545/entry-12366920989.html


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