ポンコちゃんのタワー

　サンショ家は、猫に合わせた造りではない。よって、窓ガラスは、縁側の窓上部のみが透明ガラスで、後は磨りガラスなのである。
　ポンコちゃんが外を眺めるには窓を開けるか、縁側の窓上部のみ越ししかない。
　これまでは、季節柄窓を開け（脱走防止柵はあるよ）ていたが、留守番の時こそ外を眺められるようにしてあげたい。そんな優しいサンショさんは、キャットタワーならぬ、ステップを用意していたのだが、どうにもポンコちゃんには不評で、乗ってくれないのだ。抱き上げて乗せてみても、「うわっ、何をするのだ！」と言わんばかりにすぐに下りてしまう。

　ポ「ポンちゃんのためのアスレチックだって、サンショさんは言うけれど、ポンちゃん微妙な気持ち」。

　ニューヨーク風に、オサレ（洒落）な踏み台で、スタイリッシュだと思ったのだが…。
　タワーにまで予算が回らなかったということもある（笑）。
　そこで、優しいサンショさんは、ポンコちゃんが気に入るように、ポンコ・タワーを設置した。
　するとどうだろう、ずーっと最上階から庭を眺めているポンコちゃん。気に入って貰ってサンショさんは嬉しいぞ。お礼は言われていないけどな（笑）。

「とちにゃん」さんの活動に興味を持たれた方も、お読みください。
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