昨年の夏、Sapoの学校行事で学校へ行ったときのこと。
その日は、とても暑い日で、会場に集まったお母様方の数人が、扇子で、そよそよと優雅に顔を扇いでいた。
「パタパタ!」・・・ではなく・・・「そよそよ・・・。」
扇子をもったお母様方は、ご本人も見るからに優雅。
学校から配られた資料で、「バサバサ!」と顔を扇いでいる私たち普通のおかあさんとは、明らかに雰囲気が違う。
また手に持った扇子が、どれも美しい。(高そう・・・とも言う。)
「よし!優雅なおかあさんになるにはまず扇子だ!」
と思い立った私は、さっそくお店で扇子を見てみたのだけど、素敵なものは高い・・・。
買う決断がつかないうちに、短い北海道の夏は終わってしまった。
秋になり、母が、
「京都へ行くけど、何か欲しいものはない?」
と言うので、
「おう!これは神様のお導き!」
とさっそく扇子をお願いした。
母が買って来てくれたのは、薄いクリーム色の地に、桜とうさぎがあしらわれている綺麗な扇子だった。
ちょうど私の誕生日だったので、あわせて母が無地の扇子に絵と文字を描いて、バースディカードの代わりに送ってくれた。
これで、今年の夏は、ばっちり優雅なおかあさんになれる!(はず・・・)
いつでも来なさい、夏!!!
・・・と言うわけで、私も扇子を描いてみた。
以前、作った「ボツなバナー」の背景を使って3色。
以前描いた「さくら」を使って。
ひまわりの写真を使って。
あじさいの写真を使って。
柄をあれこれ考えていたら、意外と楽しかったので、何種類も作ってしまった。
このまま作り続けたら、一日が扇子で終わってしまいそうなので、ここまで・・・(笑)