使徒の働き16:33-34
『看守は、その夜、時を移さず、ふたりを引き取り、その打ち傷を洗った。そして、そのあとですぐ、彼とその家の者全部がバプテスマを受けた。
それから、ふたりをその家に案内して、食事のもてなしをし、全家族そろって神を信じたことを心から喜んだ。』
神のなさることは、人間の頭では到底理解も想像もできないです。
神はみこころのままに人の内に働いて魂を救います。
人が救われる様子もみんな違います。
パウロとシラスは、占いの霊に憑かれた若い女奴隷から悪霊を追い出しました。
女奴隷は悪霊から解放され喜びましたが、彼女に占いをさせて多くの利益を得ていた主人は、金儲けする望みがなくなったことに腹を立てて、でたらめのことばで人々を煽動して、二人に罪をかぶせ牢の中に入れました。
二人は牢の中で神に賛美と祈りをささげました。
すると突然大きな地震が起こり、土台が揺れ動き、たちまち扉が全部開いて、すべての囚人の鎖が外れてしまいました。
目を覚ました看守は、囚人たちが逃げてしまったと思い、剣を抜いて自殺しようとしました。
その瞬間、パウロは大声で『自害してはならない。私たちはみなここにいる。』と叫びました。
この出来事の後に、看守は二人に『先生方。救われるためには、何をしなければなりませんか。』と言いました。
その時にパウロは、『主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。』と言い、看守はすぐに家に連れて行き、自分も家族もイエス様を信じ、バプテスマも受けました。
彼は救われるチャンスを逃さず、自分の家族も巻き込んで救いを受け入れました。
多くの人は救いのチャンスが来ても、それを無視します。
しかしチャンスを自分のものにする人は幸運な人です。
【関連聖句】
エペソ2:8
『あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。』
【聖書通読】
-預言者の召命-
- エゼキエル書2:1-3:9
《 3分バイブルボイス 》