七草セリと猫の部屋

猫と料理に夢中な漫画家のグダグダ日記

ヨッカブイ

2017-08-30 09:22:27 | 日記
今朝のテレビで観て初めて知った。
鹿児島の奇祭「ヨッカブイ」
南さつま市金峰町の玉手神社周辺で行われれる、他に例を見ない奇祭。
あえて言えば「なまはげ」系かな。

でも一目見て、うっ!怖っ!!と思ったのは私だけではあるまいよ。
なまはげより怖かったよ。

浴衣の腕まくり姿の男衆が、鐘がカンカンカンと鳴る中
「ヒョーヒョー」と言いながら走ってくる。
その頭にはスッポリとシュロの木の皮からできた被りモノ。
茶色のカオナシ人間がヒョーヒョー言いながら追いかけてくるんです。
怖いっしょ!!

そして子供を見つけると有無を言わさず捕まえて、持ってきたムロの袋に入れてしまう。
子供は恐怖で号泣です!
親にしがみついて離れない子供もいる、
けど力づくで引っぺがされて袋にイン!
中には親自ら引っぺがしてヨッカブイに渡しちゃう場面も(^^;;
子供が「なんで〜〜!」と非難の目で親を見るシーンもあり。

本来は水神に護られ、水難に遭わないための水難除けの水神祭りなんだそうです。
ヨッカブイというのは「大ガラッパ」とも呼ばれ、河童のことなんだそう。

だからムロの袋に入れてもらうのは、親にとっては有難いこと。
でも今は、ちょっと子供にお灸を据える意味もあるんだとか。
袋から出すときに「ちゃんと親の言うことをきくか?」などと言ってから出してやるみたいです(^-^)
やっぱり「なまはげ」と一緒ですね。

しかし、あの姿で追いかけられて、いい子にするか?!と問われて、怖くない子はいないっつーの。
大人になってもトラウマだよなぁ。

何か悪いことをしても「ヨッカブイがくるよ!」と言われれば、
すぐ言うことをきく子供達、たくさんいるだろうなぁ。
親にとってはある意味便利?
そしてヨッカブイで泣いた子供達が成長して、今度はヨッカブイになって子供を追いかけるんだねぇ。

地域の祭りって面白いですよねぇ。
興味のある方は、ぜひググってみて。
映像も、詳しい祭りの解説もありますよ。

ちなみに、うちの姉が子供の頃には
「モッコがくるぞ!」というのが脅し文句だったそうです。
モッコとはなんぞや?
蒙古襲来の蒙古のことです。

子供には蒙古なんてわからない、けど。
なんだかモッコという響きが怖くて、とてつもないと恐ろしいモノのような気がして効果は抜群だったようです。

今はおそらくないね。
こんな脅し文句。
こんな情報社会じゃ、子供もなかなか騙せないって。




お転婆娘のお玉が、仕事の邪魔をしま〜すぅ(´-`)