今朝の新聞を読んでいて「ふ〜む」となり。
FBをチェックしていて「う…う〜む」となり。
たまたまどちらも犬の話題だった。
新聞の方は、二人暮らしのご夫婦。
奥様の投稿で。
タイトルは「犬を飼うこと」
今までペットと暮らしたことがないご主人が
「犬を飼うのもいいな」と一言発したことに湧き上がった奥様の心の呟きが書かれていて。
奥様は実家で犬と暮らしていたことがある。
ペットと暮らすということは「最後まで見届ける」ことであり
「命を預かる」ことである、ということを深く理解している。
軽い気持ちで「犬でも飼おうか」と言ったのか?
ペットと暮らすことをどこまで理解しているの?
という疑念が湧いたんだろうなぁ。
最後に「夫に話して覚悟があるなら、了解しよう」
そして「私も《実家の》父母のように愛ある飼い主でありたいと思う」と結ばれていた。
もう一つは、FBに投稿されていた記事。
10歳を超えた愛犬と散歩していた時に、愛犬に投げかけられた一言に絶句してしまったという話。
「何歳まで生きるんですか?」
当人に悪気のないのはわかる。
でも、ペットも家族なんだよね。
「おたくのお母さん結構な歳だけど、何歳まで生きるの?」とは聞かないはず。
でも、そのくらいの暴言に聞こえるんだよね。
ペットと暮らしたことがないからわからない。
犬や猫、と物体として認識しているから気がつかない。
「あれ?猫って温かいんですね」と初めて膝に乗られて気がついた人もいたもんなぁ。
知ることは大切ですよね〜。
ここのご夫婦、ぜひペットと暮らして欲しいな。
ご主人にペットと暮らすしんどさや喜びを知って欲しい。
自分より早く旅立つかもしれないんだよ、という悲しみも、すべて知って欲しい。
人として奥行きのようなものができるよね。
知らないことを知るって、すごい財産だと思う。
もうひとつ、新聞をめくっていて「お」っと目が反応した。
「シンプルなのに多面体」
おお〜….、深い、深いね!
中原中也について書かれている佐々木幹郎さんのインタビューの表題です。
中也の詩はシンプルな表現なのに、
「多面体」でさまざまな角度から読めることも特徴です、とあって。
その角度は読む側の深さでもあるね。
浅いと気がつかないことばかりだもの。
詩を読める人って、行間を汲み取れる人なんだと思う。
たった一言にも反応できる。
世界を自分で広げることができる。
20歳までろくに本も読まず、詩がなんたるかもわからず、
ボヤッと生きていた自分を振り返っちゃうね。
本を読み、映画を観て、絵画展に足繁く通って、そしていつの間にかちゃんと詩も読めるようになって。
そしたら世界が変わったもんね。
昔あったハドソンのボンバーマンを娘がやっているのを見た時も思った。
まるで人生の縮図だな〜。
最初のミッションをクリアしないと、空間が変わらない。
引き出しやドアがたくさんある部屋にいるのに、どれも開かないし何も進展しない。
つまらない空間。
でもクリアして、またその部屋に戻ると、さっきまで開かなかった扉が、開いたり変化したりする。
お!進化したね自分!
見られなかったものを見ることができて、掴めなかったものを活用することができるようになる。
ゲームはこの繰り返して自分を強くしてドンドン進んでいくんだけど。
現実社会も一緒でしょ?
クリアしてクリアして自分を豊かにして、ドンドンいろんなものをゲットしていく。
感性だったり知識だったり、目に見えないところに財産が転がっているんじゃないかなぁ。
同じ部屋で、何もしないで退屈な部屋だな、と文句を言っていても仕方ないもんね。
自分が変わらなければ自分の部屋も変わらない。
で、先日の銀座ランチで、私がそうだよねぇ〜〜!と深く感銘を受けた言葉が。
「何をするにもお金は必要」
「心の進化にもお金は必要」
あ〜〜、その通りでございます!
まずはちゃんと生活できるお金を稼ぐ。
これがまずは大切なことなのかも。
それから、そこから心の世界を広げる余裕ができるんだよねぇ。
は…働くなくちゃ!
頑張るぞ〜〜( ̄^ ̄)ゞ
おまけ。
フクくんの後ろ姿っス(^-^)