春風駘蕩

いつの時代でもこうありたい

予算委で自民党が逆襲

2005年02月02日 | 日記
平成16年度補正予算が1日、成立した。総額4兆7678億円。内訳は災害対策費1兆3618億円、
国債償還1兆3903億円、社会保障関係費9586億円。

補正予算が成立したので今日から平成17年度予算案の審議が始まった。予算委員会は与野党の折衝により、
2日から4日までの3日間、総理と全閣僚が出席して基本的質疑を行うことになった。今日はその第1日目。
この日、質問に立った自民党の松岡利勝氏と西野陽氏は「政治とカネに関し民主党にも問題がある」として民主党を
厳しく批判した。自民党が逆襲に転じたのである。

松岡氏の質問。「民主党と旧自由党の合併前、当時の藤井裕久自由党幹事長が2002年だけで党の助成金から組織活動費
として約15億2千万円を受け取っていたが、使途がわからない。個人への支出は使途を明確にすべきだ」「藤井氏が自由党
の会計責任者だった2001年の同党の収支報告書によると、旧大和銀行から10億円を借り入れたと記載されている。
返済の記載がないまま民主党と合併した」。

西野氏の質問。「山梨県教職員組合は組合員数約4500人で組織率は95%。平成15年には夏冬のボーナス時に合計で
校長1万円、教頭7千円、一般教員5千円、また、12月に臨時に校長3万円、教頭2万円、一般教員1万円の選挙資金
カンパが半強制的に行われた。総額は1億円を超えるが、政治団体の県民主教育政治連盟の政治資金収支報告書ではゼロだ」
「山梨県教職員組合の政治団体の会長が民主党議員の後援会の副会長であるなど、教員が政治活動の手足となっている。
教育公務員特例法違反ではないか」。

さらに、公明党の長沢広明氏も民主党批判を展開、与党が挙げて民主党を攻め立てた。与党の逆襲に驚いたのは民主党で、
この「3連発」に戸惑いを隠せなかった。暴露合戦は国民の政治不信を深めるだけという批判もあるが、民主党の勝手な
言い分に対して自民党が一撃を加えたことは結構なことだる。