春風駘蕩

いつの時代でもこうありたい

月遅れの新年会

2005年02月19日 | 日記
仲間との忘年会ができなくて新年会となった。それも延び延びとなり、18日、やっと実現した。
これでは旧正月の新年会だ。場所は浅草の「ゆたか」。この店を紹介してくれたのは浅草に住む友人で、
私も何度か食べに行ったことがある。とんかつ専門の店だが10月から2月までは生牡蠣と牡蠣フライを
食べさせてくれる。ここの生牡蠣は天下一品だ。

本来ならテーブル席だが、ゆっくりお酒を飲みたいというので座敷にした。酒、ビール、焼酎、それぞれが
好きな飲物を注文して乾杯。最初の料理は、もちろん生牡蠣だが、板わさ、焼き鳥、イカの塩辛、酢の物、それに
牡蠣フライ、生姜焼き、かつなども加わり、食卓は盛りたくさん。注目の生牡蠣だが、この日は仕入先がいつもと
ちがったようでやや小ぶり。それでもみんな「美味しい、美味しい」といって食べていた。

二次会は、近くの小料理屋へ。カウンターに6~7人座ると満席になる小さな店だ。店長が京都で料理の修業を
したとのことで、京料理を専門にしている店だという。湯葉や京野菜をつまみに、日本酒を飲みながらわいわい
がやがや。料理と文化の話からセックスと文化の話になり、日経新聞連載中の渡辺淳一の小説「愛の流刑地」を肴に
大いに盛り上がった。

話が酒のことになり、日本人は日本酒のことを知らな過ぎるということになった。こうなると私の出番で、酒に
関する薀蓄(?)を披露した。酒には「普通酒」「本醸造酒」「純米酒」「吟醸酒」の4種類しかないこと、同じクラス
の酒で比較すること、「普通酒」のなかで旨いと思うのが本人にとって最適の酒であることなどなど。最後に私の推薦
する普通酒で最も優れているのが新潟県小出町の「緑川」であることも、忘れず、しっかりと付け加えておいた。